まさに「歴史の転換点」とも言える訃報です。
2022年9月8日、エリザベス女王がスコットランドにある滞在先のバルモラル城で崩御されました。今年96歳を迎えるエリザベス女王は、ここ最近、健康不安説が絶えず、2月には新型コロナウイルスにも感染。かねてからご体調が心配されていました。
海外のことをよく知らない人でも、「エリザベス女王」の名前は聞いたことがあると思いますし、イギリス国内はもちろん、世界中から敬愛されていたことは言うまでもありません。
エリザベス2世が女王に即位したのは25歳の時で、1952年。それから今日まで70年にわたり、「女王」として君臨。日本で言うところの「天皇陛下」にあたり、君主としての在任期間は、フランスのルイ14世(1943年~1715年)に次ぐ史上第2位となりました。
これだけの在任期間を誇り、日本でも圧倒的な知名度を誇るエリザベス女王ですが、それは日本のみならず、世界も同じ。ですから、エリザベス女王崩御の知らせは、世界中に大きな衝撃と悲しみを与えました。今、世界中がエリザベス女王崩御のニュースで持ち切りです。
となると、突如として霞んでしまうのが、「安倍晋三の国葬」です。
先述の通り、エリザベス女王は、日本で言うところの「天皇陛下」にあたる人物ですから、「安倍晋三の死」と「天皇陛下の崩御」では、扱いがまったく異なります。ましてや、エリザベス女王は「世界の母」と言っても過言ではないほど世界中から慕われているため、世界中の国々のトップというトップが、エリザベス女王の訃報に触れ、深い悲しみと弔意を示します。いくら銃殺されるというショッキングな亡くなり方であるとはいえ、安倍晋三とは明らかに格が違います。
続きをみる