北海道を軍事基地化するな

 10月1日から実施と発表された日米共同訓練「レゾリュート・ドラゴン」の中止をと、道防衛局への要請をおこないました。オスプレイが丘珠駐屯地などに訓練として飛来するのは初めてで、まさに全道規模での大訓練です。

 要請は紙智子参議院議員、宮川じゅん・菊地葉子の両道議、太田秀子・長屋いずみの両札幌市議、札幌市議予定候補の平岡だいすけさんらとおこないました。訓練は矢臼別や上富良野、然別などの演習場も用いられ、全道の声は私から訴えました。

 オスプレイについてはMV22が6機参加とされていますが、CV22は「調整中」とのこと。CV22は、飛行中のクラッチの不具合による事故が2017年以降で4件あり、そうなるとパイロットが機体を制御できず事故を招く恐れがあります。米空軍は当面飛行停止としてきました。MV22も基本的には構造が同じです。

 その整備拠点が住宅地・丘珠駐屯地というわけですが、訓練時間が朝7時から夜22時までといいます。夜間に戻るとなれば、子どもたちなどの就寝時間と重なります。昨年の訓練は21時まででしたから、延長する意味などの説明もなく、ごう音・騒音を振りまくとは納得できません。住宅を巻き込む大事故など、あってはなりません。

 矢臼別など各地の演習場は酪農地帯でもあり、同じくごう音・騒音で乳牛へのストレスも心配されます。訓練は「沖縄の負担軽減」が理由の1つとされていますが、まったく負担軽減になっていないし、全国・全道の軍事基地化へとつながっています。米国本土では野鳥への影響が心配されて低空訓練などできないのですから、日本国民は野鳥以下の扱いということになります。こんな日本政府でいいのか。

 紙議員はじめ各議員から重ねて中止をとの要請にも、力が入りました。引き続き私も国会や各地と連携していきたい。

 【今日の句】住民の 要望よりも 米軍か

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畠山和也
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