もう地域切り捨ての政治を変えよう

 今日は新冠町・新ひだか町へ。日高管内も例年以上の暑さですが、街頭宣伝中に地元の党員さんが一軒一軒とまわってチラシを入れてくださり、本当にありがたい。各地の支えがあるからこそ、私もがんばらねばとの思いになります。

 久しぶりの新冠町。廃線となった日高本線は、バスの停車場ともなるため駅舎は残されていますが、鉄路は一部撤去とともに舗装化されていました。撤去もされず手入れもされず、草が伸び放題の鉄路を見るのは寂しくもありました。

 バスも運転手不足から、道内各地で減便が相次いでいます。公共交通を国の責任で支えなければ、ますます移動が困難になってしまいます。路線維持へ賃金や労働環境の保障をと、くり返し訴えていきます。

 公共交通はじめ、地域社会と地域経済の維持には心配が強い。新ひだか町での「語るつどい」では、農家や漁師も減っているし、どうやって地域経済を立て直すのかとの質問がありました。新ひだか町は日高管内のなかでも、人口減少率が高いのです。

 世界を見れば、農家や漁師に手厚い保障をしています。食べるのに困らないよう自給率を高めるのは当たり前だし、自然災害などに見舞われやすいからこそ、その維持に国が責任を果たしています。

 「日本の農家は保護されすぎ」との意見を聞きますが、世界から見れば実態は逆です。コメや乳製品などの輸入を止めずに、日本国内で生産調整を進め、農家を調整弁にしてきたからこそ経営が不安定にもなるのです。これで、どうして後継者が安心できるでしょうか。

 地域をまわれば、自民・公明政治の行き詰まりが見えてきます。地域切り捨ての新自由主義と自己責任を当然視する維新では、ますます地域格差が進みます。農林漁業や社会保障・ケア労働、公共交通は地域まかせでなく、国が責任を果たすべきです。

 今日は武藤勝圀・新冠町議と川合清・新ひだか町議が、いっしょにまわってくれました。力を合わせてがんばります。

 【今日の句】懸命さ 甲子園から 伝えられ
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畠山和也
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