北海道でもパーティー券

 組織ぐるみが浮き彫りになってきた、自民党の政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑。今日の「語るつどい」でも、「パー券を買わされた」「実際に参加した」という方がいました。派閥任せでなく、自民党総裁である岸田首相が調査や説明に責任を負うべきです。

 今日は白老町・苫小牧市・むかわ町とまわり、冒頭に私から裏金疑惑に触れて話しました。そもそもパーティ券収入は、事実上の企業・団体献金。抜け穴としてのパーティーが、どんどん広がり億の単位までの裏金づくりにつながったのではないか。

 中小企業の経営にかかわり「パー券を買わされた」という方は、長く自民党員だったことで表彰を受けたばかりでしたが離党し、「もう政治にはかかわりたくない」と思っていたそうです。利権ぐるみの政治でも、地方に恩恵があればと自民党に在籍してきたと言います。

 しかし、中小企業に厳しく、大企業ばかりが優遇される経済政策が続き、見切りをつけての離党。日本共産党は「質問を見てても忖度がない」と、今回「つどい」に参加してくださいました。政治にかかわりたくないと思っても、どこかに希望を求められていたのです。

 若いころ「実際に参加した」という別の方は、きちんと会場に飲食物もあり、一応はパーティーの形式だったようとのこと。議員の話を聞いて、さあ食べようと思ったら、もう食事はなくなっていたそうです。話を聞かずに食べていた方が、多くいたのですね。

 コロナ禍もあり、飲食なしのパーティーが広がりました。田村智子参議院議員の質問で、岸田首相のパーティーは利益率9割だったことも明らかに。もはや実態は、形を変えた企業・団体献金だったわけです。そのうえ、政治資金報告書に書かれない裏金がつくられていたのなら、二重三重に悪質です。

 日本共産党国会議員団は、企業・団体献金の禁止、企業のパーティー券購入を禁止する改正案を提出しました。これこそ根本的な解決の道。企業・団体献金だけでなく政党助成金を受け取らなくても、政党の運営はできると身をもって示す党ならではの仕事です。しっかり国会で議論されるべきです。

 「この地域には20代の住民がいない、高齢者ばかりでは活力も出ない。同じような地域が各地にあると思うが、どうしたらいいのか」(白老町)、「名産のししゃもが獲れなくなり休漁。基幹産業の農業も販売収入は増えているが、今後の後継者不足が心配」(むかわ町)など、地域の存続をどうするか、今日は真剣な話し合いが続きました。

 苫小牧市では、大軍拡に走る岸田政権のもとで隊員獲得も念頭にした子どもたちへの浸透や、戦争で家族を亡くされた方の話、運転手不足によるバス減便の解決策などの意見・質問など相次ぎました。このままでは日本の未来は暗いと多くの方が感じています。おおもとから変える政策と、こうすれば実現できるという道筋を、ていねいに訴えていきたい。

 白老町は森哲也町議、苫小牧市では小野寺幸恵・冨岡隆の両市議、むかわ町では北村修・大松紀美子の両町議が、町の課題や議会の状況を話されました。どこにも日本共産党の地方議員がいるというのは、本当に心強い。次は衆議院の議席を回復して、全道の願いを反映させていきたいです。

 【今日の句】やましいと 思わないなら 説明を
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畠山和也
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