行きづまっているからこそ展望を

 今日は札幌市南区・清田区へ。「スーパーの安売りの時間に、腰の曲がった年金暮らしの方が雪のなかでも行ってるの」と、生活苦の実態を涙を浮かべながら訴える方の言葉が突き刺さりました。自民党政治への怒りや不満は、裏金にとどまらない根深いものです。

 だから今こそ野党が、新しい政治にしようとがんばる時。なかでも日本共産党が前へ出ていかないと。いくら自民党が危機的でも、日本共産党は自動的に前進しないことを歴史が証明しています。風まかせではなく、仲間を増やして自力をつけることこそです。

 そんな思いを込めながら入党を呼びかけると、正面から受け止めてくださりつつも「もう少し待って」。別の方は「そこまで自分にはできないけど」と言いつつ「何でもするから」。みずからの生き方と日本共産党を重ねて考えてくださることは、本当にうれしいものです。

 「共産党の名前を変えたら」という方から、さらに話を聞きこむと、かつての「能力に応じてはたらき、必要に応じて受け取る」という共産主義の社会像に納得いかないとのこと。この点は第23回党大会(2004年)で全面的に改定して、大事な点は「生産手段の社会化」を通じて「人間の自由」を花開かせることですよ、と私から。

 旧ソ連や中国などのイメージが依然として強く、「共産主義は自由を抑えつけるものではないの」とくりかえすので、日本共産党がめざすのは違うのですよとの話に「そうなんですか」。このような話を初めて聞いたようです。

 日本社会が行きづまっているからこそ、政治を変える道も、ポスト資本主義の道も広く訴えていきたい。詳しく報じる「しんぶん赤旗」も、ぜひ多くの方にお読みいただきたいです。

 【今日の句】こつこつと積み上げ 変化を準備する
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畠山和也
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