声がかかるのを待っている

 今日は札幌市東区での入党懇談会に始まり、夜には道民医連JCP後援会ユースの気候危機学習会へ。東区では50代の方など3人が入党してくださり、若い世代の気候危機に対する率直な危機感も伝わって、がんばらなければとの思いを強めた1日でした。

 気候危機はもとより、くらしも政治も危機的な日本。どうすれば変えられるか、原因と道筋が見えれば「がんばろう」という思いになるはず。東区ではたっぷりと日本共産党そのものを話させてもらい、宮内しおり道2区(比例重複)予定候補や宮川潤前道議・太田秀子市議・平岡だいすけ元市議とで、参加された方からの思いもうかがいました。

 私が座ったテーブルでは、50代の方が入党してくださいました。結婚後に人格を否定されるような毎日を過ごし、今は1人となって生活されていますが、仕事や老後の不安が消えません。親が日本共産党を応援していたことから共感を持ってくれていたそうで、たまたま街頭宣伝で出会ったことがきっかけでした。

 違うテーブルで入党された方も、商売をしていた時に民商にお世話になり、民商を通じて日本共産党のことを信頼してくださっていました。街頭宣伝で声をかけていただき、今日は会場に来てくださったということなのです。声をかけられるのを待っている人がいる、ということなのですね。

 「さらに、まわりに広げていくにはどうしたら」。そんな問いは、気候危機学習会でも聞かれました。Fridays For Future Sapporo の取り組みも、じっくりと聞かせていただきました。危機感をもった拡散や行動につながるよう、いろんな市民的なアクションを実行したいとの意欲に、私も励まされました。

 私も講師の1人として、日本共産党の「2030戦略」を紹介しました。CO₂削減目標や省エネ・再エネ目標を、どう実現するかの質問もありましたが、まずは目標を掲げなければいけないのが気候危機。人間の存立基盤にかかわる問題だし、欧州でも野心的目標を掲げて、その実行へと政策や財源を投入するという手順で進んできたのだと思います。

 もちろん多くの研究者や環境団体が、試算や具体策を出してくれています。それが実行されないのは政治決断の問題であって、財界・大企業の利益を最優先とする自民党政治のもとではかなえられません。何度も「化石賞」を受けても政策が変わらないのですから、地球を守るためにも政権を代えたい。

 政治の転換には市民社会での世論が必要で、そこで「まわりに広げていくにはどうしたら」との問いがありました。市民的議論を積み重ねたことが、欧州で気候危機を第一級の政治課題に押し上げてきました。

 このような議論が、日本の若い世代で生まれていることが頼もしい。この課題でも、声をかけられるのを待っている人がいるかもしれません。そして私のような現役世代、その上の世代が危機感を共有していくことに、私も力を尽くしていきたい。

 【今日の句】行きづまり どうにかしたいと 思ってる

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畠山和也
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