この切迫さに応えよ

 今日からの中央委員会総会に参加する前日、原油高騰や赤潮被害への対策を求める政府交渉に取り組みました。紙智子・岩渕友の両参議院議員が窓口になっていただき、道選挙区予定候補として発表されたばかりの松橋ちはるさんを先頭に党道議団(真下紀子・菊地葉子・宮川潤)とで要請しました。

 要請した41項目は、どれもが切実な内容です。金子原二郎農水相には赤潮被害対策を中心に要請し、補正予算で措置はしたものの、支援内容は道庁ともよく話し合っていきたいとの話でした。岩渕友議員は先日の十勝調査、松橋ちはるさんは日高管内の被害の実態を述べつつ「生活も後継者への引継ぎもできない」との声を代弁しました。

 金子農水相からは日本各地での漁業不振も触れられましたが、もちろん北海道もそのうちの1つ。まして赤潮被害は過去最大の被害額とされるだけに、救済や支援の一般論にとどめてはならないのです。先立つ省庁交渉の場でも、私から「台風などの被害集中局面と違い、被害持続局面との認識で対応してほしい」と訴えました。

 加えて原油高騰は道民にとっては家計直撃・くらし深刻なのです。暖房に使う灯油の店頭価格は全道域の平均は111・4円/リットルで、1ヵ月のうちに10円、5年前と比べれば50円もの大幅値上がりです。

 政府は備蓄分の放出とともに、元売り各社に5円/リットルの助成をして価格引き下げをとしています。その助成が小売りの店頭価格にまで反映するのか聞くと、「モニタリング体制をしっかり取りたい」とのこと。実効性が問われます。全体として既存の枠内での対応との答弁でした。そこから先へ進めるためには世論を大きくするしかない。

 矢臼別演習場でオスプレイも使った日米共同訓練計画についても、きっぱり中止をと訴えました。先だって沖縄県道104号線越え射撃訓練の移転訓練もおこなわれ、沖縄と「同質・同量」の訓練だからと言ってきたのに、今回はロケット砲まで使ったのではと疑われるほどでした。この事実を突きつけても防衛省は「同質・同量」と言い張るので、そこまで言うなら根拠があるはずで資料を出してほしいと突き返しました。

 この政府交渉の先頭にたった岩渕友参議院議員を含めて比例5議席確保、北海道では松橋ちはる必勝へとがんばりぬきます。

 【今日の句】対策は 待ったなしだと 現場から
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畠山和也
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