第1039号 カルト教団と政治

 安倍元総理銃撃事件は、政局のみならず、旧統一教会による被害解明への要請、国葬の是非と、様々な波紋を広げています。

◆見過ごされた旧統一教会
 事件の背景には、容疑者による旧統一教会への憎しみがあるとされ、関連して教団の違法行為や政治家・政党との近い関係も指摘されています。人の命を奪った凶行は断じて許されませんが、二度とこのような犯罪を起こさせないためにも、徹底した事実の解明が必要です。

 旧統一教会に関してひときわ目を引くのはその教義です。戦前の韓国併合を盾に、日本を堕落したサタンの国とし、韓国に資金や人材を惜しみなく提供する必要性を強調しています。全財産を投げ出し、自己破産をしてもさらに上納させるお布施のシステムは韓国や米国など他の国には存在せず、日本人信者にのみ行われているもので、実際教団の収入の70%は日本からのものと言われています。

 また、日本を支配しなければならない、として天皇陛下に扮した日本支部の会長が当時の教祖に跪く儀式が行われていたことが過去報じられています。

 私たちが今最も考えなくてはならないのは、こうした殊更に日本を敵視し、転覆をはかり、日本国民から財産をむしり取ろうとする集団と、本来であれば真っ先に国民を思い、国のために先頭に立つべき政治家、とりわけ政権中枢に近い政治家たちが戦後長きにわたって親密であったということの異常性です。

 韓国などに強硬的な対応をとることの多い、いわゆるタカ派の政治家が、裏では日本を害する動きに加担していたということであれば、国民、特に彼らの「強い」言葉や姿勢に共感した支持者に対する裏切りと言っても過言ではありません。

 信仰心は思想・良心の自由とも密接に関連するものであり、尊重されなければなりませんが、反社会的な「カルト」であることが1970年代から社会問題化し、国会でも取り上げられていたにも拘らず、対応や被害救済がうやむやにされてきました。今こそ実態を解明し、政治家との癒着についても与野党問わず明らかにしなければなりません。

◆安倍元総理国葬問題
 政府は9月27日に国葬を行うことを閣議決定し、内閣府の所掌事務とされている国の儀式として実施するため問題ないとして、国会の議論も無しに挙行しようとしています。

 しかし、国葬という形を取るのならば、主催者は国家であり、全額国費をもって開催される以上、単に行政府たる内閣の決定だけで行われるのは適切ではありません。立法府たる国会の関与により、国葬の是非を審議することが必要です。

 安倍元総理の業績への評価が賛否両論ある中、なぜ歴代の総理とは別に国葬とする必要性があるのか、その基準とは何か、必要な費用とその妥当性について内閣が国会審議において詳細な説明を行った上で、その問題点を議論し、国民の理解を得るプロセスが求められます。

 自民党は8月上旬に3日間の臨時国会の開催を提案していますが、コロナ感染第7波の襲来、物価高と緊急的な国会審議と対応を要する課題は山積みです。

 国会が夏休みを取っている場合ではありません。今すぐにでも長期の臨時国会開くことを強く申し入れています。

 

スタッフ日記「沖縄世変わり」

 毎年この時期になると、沖縄の親戚からマンゴーが届きます。一昔前までは黒砂糖やサトウキビなんかを送ってくれていたのですが、特産品も様変わりしています。

 1972年の春休み、いつもは九州の父の実家へ夏に家族旅行として帰省していたのですが、その年は父から、一回り年上の従兄の姉ちゃんの結婚式があるからと言われて、一足早い家族旅行。すると、行き先が九州ではなく沖縄へ行くと聞かされました。

 知らない土地へ行く不安と飛行機に乗る怖さから弟は叔母の家で留守番するとダダをこね始め、弟は留守番で私は長男やからとよく意味もわからない言葉で諭されました。

 出発日が近づくと、本家の爺さんから、福岡、熊本、宮崎、下関、高知から父の兄、姉、弟、妹の家族と奈良に旅行を兼ねて行くのでバスで迎えに行くと連絡があり、子供ながらバスとはいったい何事かと思っていました。

 当日、朝起きると、なんと家の前に街でよく見る観光バスが一台停まっていたのです。
父と母は爺さんたちと話をしており普通にしていたのですが、小学生の私にすれば驚きと同時にウキウキしたことを覚えています。

 初めて行った外国が沖縄、後に爺さんから聞いた話では沖縄返還前だったこともあり、親族揃って旅行するには準備が大変だったと聞きました。日本の円をドルにするにはどうするのか、パスポートは全員用意するのだろうかなど、そうとうな気苦労があったようです。私としてはそのおかげでアメリカ世からやまとの世に世変わりした沖縄には、親戚や友人達と今も絆で結ばれています。御苦労さま爺さん。(よっちゃん)

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