第1147号 野田佳彦代表を選出

 23日、立憲民主党代表選が投開票され、野田佳彦氏が新しい代表に選出されました。

◆決戦投票で大差
 代表選は、野田佳彦、枝野幸男、泉健太、吉田晴美の4候補で争われ1回目の投票の結果は以下の通りとなりました。

野田候補 267ポイント
●都道府県連代表者票 58
●党員・サポーターズ票 81
●国会議員票 45
●公認候補票 38

枝野候補 206ポイント
●都道府県連代表者票 71
●党員・サポーターズ票 52
●国会議員票 33
●公認候補票 17

泉候補 143ポイント
●都道府県連代表者票 33
●党員・サポーターズ票 26
●国会議員票 29
●公認候補票 26

吉田候補 122ポイント
●都道府県連代表者票 23
●党員・サポーターズ票 26
●国会議員票 28
●公認候補票 17
 国会議員票は1票2ポイント、その他は1票1ポイントで計算をした結果が上記ですが、野田候補が投票券を持つ全ての層で高い支持を受けたことがわかります。
 ただし、過半数を獲得した候補はおらず、上位2名の野田候補・枝野候補による決選投票となりました。
 決選投票の結果は

野田候補 232ポイント
●国会議員票 72
●公認候補票 60
●都道府県連代表者票 28

枝野候補 180ポイント
●国会議員票 63
●公認候補票 35
●都道府県連代表者票 19

このようになり、特に公認候補予定者と都道府県連代表の票を多く集めた野田候補が新しい代表に選ばれました。

◆新しい立憲民主党の方向性
 野田新代表は、当選後の演説において、政権交代を強調し、従来の支持層だけではなく、広く無党派層も含めた現実的な中道政治の実現に向けての強い決意を明示しました。

 内閣総理大臣として一度政権を担った経験と実績に加え、野田新代表は、代表選において、政権交代前夜を掲げて戦われましたが、十分政権交代は可能だと考えます。

 私自身、野田新体制の下でどのような役割を果たすよう命じられるかは全く未定ですが、どのような形になるのせよ、野田新代表を支え、立憲民主党が政権を担う党となるため、全力を尽くして参ります。

◆そして総選挙へ
 27日には自民党新総裁も選出され、10月1日には臨時国会が召集、即日新総理が指名されて2日に演説を行い、それに対する各党代表質問を経て9日にも解散と見込まれています。選挙準備の関係で多少の後ろ倒しは考えられますが、10月27日から11月10日にかけての衆院総選挙は間違いないでしょう。

 2人の新党首の下での総選挙は、政権選択選挙になります。刷新感という漠然とした基準ではなく、各党首、各政党がこれから国民のために何を成すことができるのかをじっくりと見極めていただければと思います。

 

スタッフ日記「出る杭は打たれる」

 先日からインターンを始めた大学生です。 

 「出る杭は打たれる」という言葉があります。

 一般的には、目立つ人や行動が抑え込まれるというネガティブな意味で使われますが、最近私は違った見方ができるのではないかと感じています。

 まず、杭が打たれるためには、トンカチを持ち上げさせるという行為が必要です。つまり、現状を維持するための努力が存在するということです。

 安定した社会があってこそ、人々は自由に意見を述べることができ、その安定が当たり前ではない社会が、今も世界中に存在しています。隣にいる誰か、あるいは他国でも、そういった現状が見受けられます。だからこそ、杭を飛び出させることができるというのは、ある意味で恵まれた環境の証とも言えるでしょう。

 社会に出る杭があれば、それを打とうとするのは自然の摂理です。人は本能的に平穏を求めますから、変化に対して抵抗する事もまた自然です。

 しかし、打たれた杭が一歩後退したように見えても、実際には板間が押し上げられているのではないか。つまり、出る杭があることで、社会全体が少しずつでも進歩しているのではないかとも思います。

 私は、出る杭を恐れずに行動し、社会全体を新たなステージへ押し上げていくことが大切だと考えています。

 政治の現場に身を置くことで、こうした考えが一層強まりました。

 これからも挑戦を続け、打たれることを恐れず、社会の一端を押し上げる存在でありたいと願っています。(チャーリー・ブラウン)

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