第1182号 公約「物価を下げる」

通常国会は22日に会期末を迎えます。参院選は7月20日投開票が確実視され、閉会と同時に事実上の戦いが始まります。

 

◆争点は物価高対策

今回の争点は、なんといっても物価高から国民の生活をいかに守るかです。立憲民主党は、今すぐ出来る対策と、長期的な政策を組み合わせた公約を発表しました。

まず、即座にできることとして、1人あたり2万円の現金給付を行います。本来は食料品消費税ゼロ%を即実施したいところですが、消費税法の改正と、税率引き下げのための準備には一定の時間がかかり、どんなに急いでも来年4月からの実施となってしまいます。そのため、食料品にかかっている1人当たり消費税の半年分、2万円を即座に配ることを提案しています。

その後、消費税法改正で最長2年間、食料品消費税ゼロ%を実現し、その次は、消費税負担が生活を直撃している中低所得層を対象に、税額控除と給付で消費税負担の一部を還付する「給付付き税額控除」へと移行を目指します。余裕のある高所得層にはしっかり消費税分を負担して頂きますが、中間層以下には消費税の負担を軽減するのが目的です。中間層以下の負担を減らすことは、消費を活発化させ、景気の好循環を創り出すとともに、中小企業が賃上げできる環境づくりにもなります。国民負担を減らし、収入を増やす経済へ移行させること。

これが、立憲民主党の公約の目玉です。

 

◆自民案との違い

一方、自民党は急きょ、今まで見送ってきた現金給付を参院選の公約としようとしていると報じられています。物価高対策にあまりに無策であることへの参院選への影響を恐れた結果でしょう。給付は1人あたり2万円、低所得層には追加給付になるのではないかという憶測もあります。緊急的な現金給付自体はわれわれも公約に掲げており、必要だと考えますが、自民党との違いは将来をにらんだ政策か否かです。

自民党は消費税減税を否定しており、抜本的で継続的な生活支援策を打ち出していません。つまり2万円程度を給付するにしても、1回限りの単発的支援であり、参院選だけ乗り切れば良いという思惑が見え隠れします。衆参同日選挙は見送られる方向ですが、今後、衆院選が近づけば、また単発の給付で場当たり的なバラ撒きを行うことが想定されます。

 

われわれは、現金給付と食料品消費税ゼロ%で当面の厳しい局面をしのぎながら、長期的には、中間層以下に消費税の一部をお返しして生活を支える「給付付き税額控除」への移行を目指しており、抜本的かつ持続的な経済政策となります。ここが自民党とは違うのです。

 

◆先送りさせない税改革

物価高対策としてのガソリン価格引き下げも構造は同じです。補助金ばかりで価格を下げようとしても、小手先の対策に過ぎません。ガソリンの暫定税率を廃止することで、恒常的な負担軽減が必要です。わが党は、他野党と協力して、野党7党で、7月から暫定税率を廃止するための法案を国会に提出しました。暫定税率を廃止すれば、ガソリン1リットルあたり約25円下がります。

今まで、単発の給付や業界への補助金支給は行われても、本丸の税構造を変える政策には手つかずでした。自民党や財務省には、税構造を触ることへの本能的な拒否感が大きいのです。しかし、税構造に手をつけず、場当たり的な給付と補助金だけでは問題は解決しません。

先送りさせない税の抜本改革を、党の中心的公約として訴えて参ります。

 

 

スタッフ日記「父を想う日」

6月になりました。

15日は、父の日ですね。父の日は日本だけでなく、世界各国で「父親に感謝する日」として様々な日にちで祝われています。日本を含む多くの国では6月第3日曜日を父の日としていますが、それ以外の日付を父の日にしている国もあります。例えば、オーストラリアでは9月第1日曜日、イタリアでは3月19日などです。起源はアメリカで、1910年に初めて父の日の礼拝が開催されました。日本でも1950年代に父の日が導入され、1980年代以降に一般に定着したようです。

我が家でも義父にささやかな品ですが、プレゼントしています。最近は、色々なお店に父の日のコーナーができていて、色々見て回るのも楽しいですね。今年は「バックパックが濡れない折り畳み傘」にしました。使ってもらえるといいなと思っています。

この時期しとしと雨が降っている日、ひとり家にいると、ふと父のことを想い出します。 私の記憶の中の父の姿は、40代後半で止まっていて、私よりもずいぶん若かったんだなと改めて驚きます。健在だったら今年84歳。今の姿は想像でしかありませんが、同じ位の歳の方に出会うと、父も元気だったらこんな感じだったのかなと思ったりします。父の日のお祝いをした想い出は遠い昔ですが、今なら一緒に楽しくお酒を飲んだり、出かけたりできたのかなぁ。と思ったりもします。

まぶちさんは、きっとたくさんのお子さん達やご家族に囲まれて、賑やかな楽しい1日を過ごされていることでしょう(笑)

(まーちゃん)

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