10日、私は予算委員会で衆院定数削減、財政、物価高対策について高市総理の姿勢を問い質しました。
◆年内定数削減は困難
衆院定数削減に関しては、先の参院選では全く争点になっていなかったにもかかわらず、自民が維新と連立政権を組む際の「絶対条件」とされ、にわかに論点として浮上しました。
自維合意では、今行われている臨時国会において定数削減の議員立法案を提出し、成立を目指すとされましたが、定数は国会の在り方に関わる重大事項であり、与党2党だけで勝手に決めて良いものではありません。
高市総理も、今国会での法案成立は大変困難と認めました。
維新側は削減に前のめりで、全て比例から定員の1割を減らしたいようです。しかし、小選挙区比例並立制が導入される際の議論の経緯や、当時の細川護熙総理大臣と河野洋平自民党総裁の合意により、小選挙区と比例の定員比率が3:2となったこと、比例のみを減らすと小政党に不利になり、多党化の流れに反することから、比例のみから減らすべきではなく、3:2の原則に従って削減の議論を進めるべきと主張しました。
◆財政と物価高対策
財政については、総理が主張する責任ある積極財政の内容、具体的な成長率、金利の水準、赤字の許容額等を質問しましたが、総理は、これらは来年1月に指示を出して、明らかになっていくのは6月の骨太の方針の頃だと答弁しました。つまり、まだ何も決まっていない段階で「責任ある」財政を標榜し、投資を募ろうとしているということであり、責任あるどころか、無責任な財政政策そのものです。この点を厳しく指摘しまし
た。
そして、最も国民の関心が高い物価高対策についても、公約を破って現金給付は行わない、レジ改修の時間がかかることを言い訳に食料品消費税ゼロ%には否定的、給付付き税額控除の導入には長い時間がかかるということで、本気で取り組む気があるのか全く見えてきませんでした。
お米券や商品券を配る案も報道されていますが、印刷や配布に手間がかかり使いにくい券よりも、即効性のある現金をまず配り、レジ改修が大変ならばいち早く消費税減税法案を成立させて改修を始めなければならないのです。物価高対策に期待できないことが明らかになった質疑だったと思います。
◆皇位継承問題も準備
最後に、皇位継承問題についても総理の姿勢を問おうと準備していましたが、残念ながら時間切れとなってしまいました。
自維合意では、皇位継承問題に関し、現在認められていない養子縁組を可能とし、皇統に属する男系の男子を皇族とする案を第一優先として、皇室典範の改正を目指すとされています。
しかし、現在、衆参両議長・副議長の下で全党全会派が参加して議論されている会議では、テーマとして皇族数確保が話し合われ、女性皇族が婚姻後も皇族の地位にとどまる案と、皇族が旧11宮家に属する男系男子から養子を取る案を中心に並行的に議論されてきました。決して養子案が第一優先として議論されてはいないのです。
むしろ、女性皇族のご年齢を考えると、より緊急性の高い課題として、女性皇族の婚姻後の地位を含めた皇族数の確保を速やかに議論し、結論を出すべきと考えられます。
その中で、養子案を第一優先とする合意をした高市自民党総裁としての姿勢、また、総理自身が反対しないとしてきた女性天皇についての考えを確認しようと準備していました。次の機会には必ず質問したいと思っています。
スタッフ日記「みなさま、はじめまして。」
初めまして11月から奈良事務所で働かせていただくことになりました。よろしくお願い致します。
私は生まれも育ちも奈良県、高校までは奈良県の学校に通っていましたが、奈良市より少し離れた市に現在も住んでおります。
奈良市で働くことが実は初めてで奈良市や生駒市の色々な場所に同行させてもらった際には奈良県に住んでいても行ったことがない場所がたくさんあり、新鮮な気持ちもあり、少々緊張も毎回しています。
そんな私ですが、音楽を聴くことが好きで、中学と高校の部活は吹奏楽部に所属をしており、フルートとピッコロの楽器を担当していました。
現在フルートを吹く機会はほとんどありませんが、疲れた時やストレスが溜まった時はフルートなど笛の音をYouTubeで聴いてリラックスすることがよくあります。
また、最近は学生時代に演奏した曲を聴いて懐かしい気持ちになったりすることもあります。勿論吹奏楽だけでなく邦楽や洋楽、KPOPも好きです。
代議士と一緒に奈良市や生駒市のイベントや催物に参加同行させていただいた際は、代議士が平日は東京にいらっしゃるのに週末には疲れた顔を一つせずに笑顔で参加者の方と接され、日本にも毎週地元に足を運び国民に寄り添っ
てくれる国会議員がいることに本当に素敵で日本も捨てたものじゃないと思いました。
最後になりましたが、まだまだ未熟で知らないことだらけではありますが皆様のご指導をいただきながら一生懸命精一杯頑張らせていただきますのでよろしくお願い致します。
(ヒット&ラン♬)
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第1201号 高市総理に問う
馬淵澄夫10日、私は予算委員会で衆院定数削減、財政、物価高対策について高市総理の姿勢を問い質しました。 ◆年内定数削減は困難 衆院定数削減に関しては、先の参院選では全く争点になっていなかったにもかかわらず、自民が維
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