第1209号 解散、そして中道新党結党へ

 通常国会冒頭の23日に衆議院が解散される見込みです。前回総選挙からわずか1年3か月で、総選挙に突入することになります。

◆何のための解散か?
 今回、高市総理が唐突に解散を決めたのは、今しかないという思いからでしょう。
 各種世論調査では軒並み高い支持率を保っているものの、円安・物価高はおさまる気配を見せず、それに対する経済対策はまだ全く未知数です。それに加え、日中関係悪化による対中輸出入への悪影響、統一教会との癒着疑惑の再燃、維新議員らによる国保支払い逃れなどが渦巻き、きたる通常国会では政府与党に対する厳しい追及が予想されていました。
 こうした状況を一気に清算し、どさくさに紛れて予算を通すためには、選挙で大勝して抑え込むしかありません。
 総理は昨年末、解散を考えている暇はないと述べていましたが、実際の所、いつ解散するかで頭の中がいっぱいだったに違いありません。
 まさに総理による総理のための解散に過ぎず、党利党略どころか、私利私欲・国民無視の解散が断行されるのです。

◆中道勢力結集へ
 唐突な解散に対し翻って野党を見ると、依然として多数が乱立し、保守を前面に打ち出す与党に対して明確な対立軸を打ち出せないままでした。このままでは有権者にはっきりとした選択肢を示せないという危機感の下、立憲民主党と公明党は高いレベルの連携を打ち出し、話し合いを続けた結果、中道路線を目指した新党を発足させることで合意しました。
 今、日本の政治に求められているのは、分断を煽り、対立を際立たせるだけの右翼左翼の対立ではなく、穏健な中道路線と考えます。
 公明党は長年与党の立場にありましたが、常に暴走しようとする自民党のブレーキ役として穏健中道路線の政策を主張してきましたし、社会福祉の充実、平和主義の堅持等、基本政策もわれわれ立憲民主党と親和性があります。今、保守強硬路線を採る自民党と対立しようとするあまり、極端な反自民路線をとってリベラルに偏るのではなく、現実穏健路線を取る大きな受け皿が必要であり、それが立憲と公明が中心となる中道新党だと考えています。
 この新党はあくまで中道勢力の結集を図るための受け皿になる党であって、党単位で参加を
呼び掛けるのみならず、個人レベルでも参加を募りたいと考えています。当面は、野田佳彦立憲民主党代表と、斉藤鉄夫公明党代表が、新党の共同代表を務めることになります。

◆目指すべき社会像
 新党の綱領や具体的な政策は、いま急ピッチで作成中です。
 目指すべき社会像は、分断と排除による弱肉強食に陥らない社会が考えられます。特定の層が優遇され、格差ばかりが拡大するのではなく、真ん中、国民の多くを見た中道政治の実現です。
 そのためには、国民の多くが苦しむ物価高対策として、恩恵が一部に留まる補助金や交付金ではなく、食料品消費税ゼロなど、幅広い恩恵が見込める税制を創る必要がありますし、特定の層との癒着を招く政治とカネの改革に取り組まなければなりません。
 そして、日本経済への影響を考えると、日中の戦略的互恵関係を再構築するなど、現実を冷静に見つめた外交政策を展開することも必要です。
 分離・分断ではなく、中間層を分厚く育て、穏健な社会を作る新しい政治勢力として、国民に支持を訴えたいと思います。

~スタッフ日記「派生する言葉」~
耳慣れない言葉をきいて、はて、と思うときがありませんか。何かをきっかけに使われ始められた新しい用語だったりします。
 例えば、「いい経験値になりました」「まだ経験値がたりません」。よくききますが、「いい経験」はいつから「いい経験値」に変わったのでしょうか。どうやら、これはゲームから派生した言葉で、ゲームの世界では得点と経験値は別途設定されるものらしいのです。
 「経験が増した」というより、「経験値が増した」のほうがしっくり来るので、「経験値」も慣れてくると使いやすく感じます。「期待が高まる」と「期待値が高まる」、これもニュアンスが違いますね。
「1ミリもわからない」の
「1ミリ」。いつの間にか日本語に忍び込んだのか。「全然、わからない」のような表現が主流だったと思っていたのですが、アナウンサーがごく自然に「1ミリも・・・」と述べるのを聞いて、自分の認識を「アップデート」した次第です。
 最近、新鮮に感じたのは、維新の吉村代表が高市総理と「一段ステージが変わったなというやり取りをした」という報道です。この「一段ステージが変わる」というのもゲーム的な響きがあります。別の次元、ステージという表現は吉村代表の感じたその場の雰囲気をよく表していると思いました。
 この流れでいくと「ラスボス」の登場も近いということになるのでしょうか。(ななリターンズ)

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馬淵澄夫
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