菅総裁

 菅官房長官が自民党総裁選で勝利した。議員票394票中の288票、地方票141票中の89票とそれぞれ、73.1%と63.1%と圧勝である。

 特にこの選挙で思うのが、安倍総理辞意会見後わずか二日後には二階派支持表明であっという間に派閥の支持が菅氏に流れて大勢が決すると、その流れと共に新総理の横顔として菅氏の肯定的報道を垂れ流すマスコミによって、これまたあれよあれよという間にあれほど石破氏を支持していたはずの地方票が雪崩を打ったかのように菅氏に流れていく様の、異様さだ。

 他党の総裁選挙なので「関係ないだろう」とお叱りをいただくかも知れないが、与党である。政権政党として監視されて当然だ、という立場から申せば、党員含めて、民意とは何なのか?と、考えざるを得ない。

 それは、あまねくどの選挙でも起きうることなのだが、有権者は、メディアによって圧倒的な情報の非対称性を生み出されてしまう(テレビで流れていることしか知らない)と、情報不足ゆえに、民意はなすすべなくメディアに誘導されてしまう。菅氏の議員票圧勝、苦労人、地方出身で地方重視、こうした情報でほぼ141票の地方票の行く末は決した。
 
 政権のトップに立つ、という権力闘争なので、勝つためには何でもあり、は理解しているが、こうしたある意味テクニカルな選挙技法によって決してしまうことをどれだけの国民は理解、納得あるいは否定も含めて考えているだろうか。

 党首選挙ではない、唯一の総選挙という場で、そのことに対しての意思表明を行うということに考えが及ぶのだろうか。

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馬淵澄夫
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