第1110号 2024年頭所感

 新年あけましておめでとうございます。

◆更なる混沌へ
 昨年は、年初より防衛増税や異次元の少子化対策などが打ち出されましたが、将来の負担増が伺える中で、円安も止まらず、またロシア・ウクライナ戦争も終息せず、景気回復が簡単ではないことを予感させる年となりました。

 また、新型コロナ感染症の5類への移行と共に、ニューノーマルと言われたリモートワークやオンライン活動は徐々に後退し、私たちの生活もかつての生活様式へ戻り出しました。

 しかし実質賃金の低下は1年半以上続き、また、家計の消費支出も長期にわたり低下するなど、私たちの暮らしは一層、厳しい環境に置かれました。

 また、ロシア・ウクライナ戦争だけではなく、中東ガザ地区においてもイスラエルとハマスの衝突など、国際情勢の混乱は収まる気配もなく、より一層、多極化が進んでいます。

 私は昨年の年頭所感に、「混沌を愛せよ!」と記しましたが、更なる混沌が、この国だけではなく、世界中を覆っています。

 そして、内政では増税の先送りと大企業の史上最高益による税収増があり、総理は予算で目論んだ税収の上振れ分を国民に還元するとして減税を突如打ち出しました。

 しかし政策のちぐはぐさはここに極まれりといった岸田政権の状況に国民の態度は冷ややかで、政権支持率はとうとう、2割を切るまでに落ち込みました。

 加えて、年末の臨時国会終盤に飛び出した、自民党議員たちによる「ウラ金」作りは、政治の信頼を損ねるだけでなく、既得権益をむさぼる、自民党の崩壊さえも予感させるものとなりました。

 もはや、これから先、何が起こってもおかしくない、と言われるくらいの大混沌時代が訪れるかも知れません。

◆新しい秩序~シン・成長実現~
 かつて、チャーチルが発した「New World Order(新世界秩序)」という言葉は自由主義と民主主義という理念に基づいて世界秩序が再編されていくことを年頭に置いたものでした。

 しかし1990年代のブッシュ政権はそれをアメリカが世界を主導する新たな価値観と位置づけて、新世界秩序としてグローバル資本主義を世界中に押しつけようとしました。

 その結果、アメリカはグローバルサウスや中東諸国、中露と対立し、多極化を招いてしまった、というのが今日私たちを取り巻く現状です。

 そうした中で、これまで我が国はアメリカの属国として、対米追従一辺倒で来ましたが、今こそ、新しい日本の秩序を世界に示すときだと考えます。

 既得権にまみれた、格差拡大社会を容認するのではなく、大多数の中小零細企業、ニューカマー(新規参入者)、スタートアップ(新規事業者)、アントレプレナー(起業家)、地方の地場産業と言った、既得権に囚われない、日本の新たな成長実現を担う者たちへのバックアップ体制を構築し、新しい成長軌道の道筋をつけ、かつ格差社会での困窮者たちへの再分配機能強化を、目指す社会の実現に挑む時なのです。

 私はこうした取り組みを「シン・成長実現!」と名づけ、多くの皆さまから意見を伺いながら、新しい日本の社会秩序を構築すべく仲間たちと実現可能な政策としてのブラッシュアップを続けています。

 馬淵澄夫は、今年、シン・成長実現!を旗印に、邁進して参ります。

 

スタッフ日記「新しいポスターができました」

 2023年もあっという間にすぎていきました。時間の経つのが年々早く感じられる今日この頃です。

 空色のバックに『再誕』の2文字。斜め先を少し厳しい表情で見つめているまぶちすみお。奈良市や生駒市で見かけられたことがあるのではないでしょうか。

 落選、大きな事故から『再誕』をとげ、おかげさまで、まぶちすみおは、今日も変わらず元気に、コツコツ活動を続けています。

 テレビでは増税や不祥事など暗いニュースが多く、なかなか先が見えない不安な日々。なんとなく気持ちも暗くなることが多いです。

 新しいポスターは、白いバックに、正面からにこやかにほほ笑むまぶちすみお。『シン・成長実現!』と記されています。あなたの日々の生活がもっと良くなるように。安心して暮らしていける社会になるように。そんなまぶちの想いがつまったポスターです。

 今は貼り替えに向けて、ポスターの裏に両面テープを貼る作業をしています。毎日ボランティアの方々が事務所に来てお手伝いくださっています。次はポスターの貼り替え作業もしていきます。もし、「やってみてもいいよ!」と思う方がいらっしゃいましたら、事務所にご連絡いただけたらうれしいです。

 また、お家や、お持ちの土地、物件などにこのポスターを貼って頂ける方がいらっしゃいましたら、大変ありがたいです。

 2024年がよい1年になりますように。本年もよろしくお願い申し上げます。(まぁちゃん)

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