第990号 生駒の皆さまへ

 今週号は、奈良市で行われる選挙の関係で、生駒市の皆さまにだけお届け致します。

◆4年間生駒をまわって
 生駒市が衆院奈良1区の選挙区に含まれるようになってから早4年が経ち、その間、私は一軒一軒を訪ね歩き、皆さまのご意見やご要望をお聞きして来ました。くまなく市内を歩く中で、生駒の皆さまの地元愛を強く感じるとともに、出会ったのは坂、坂、とにかく坂でした。

 日本の道100選にも選ばれる暗峠、遥かに続く生駒山宝山寺参道と急峻な山腹に暮らす人々、日本最古のケーブルカー、また、新しい住宅地も山を切り開いたニュータウンが多く、坂が生駒の風景を形作っているとの印象を持ちました。

 市からも、坂の上からの眺望に配慮して屋根に勾配を付けて色を合わせることが推奨され、逆に坂の下から見上げる際は、道路の舗装や沿道の擁壁の存在感が大きくなるため、威圧感を与えないような工夫をすることや、目に映る緑の面積が小さくなってしまいがちなので、緑が見えるように敷地内で重点的に配置するよう求められるなど、まさに「坂との共生」が実践されている街だと強く感じています。

 また、宝山寺のふもとにある商店街「ぴっくり通り」のように、庶民的で懐かしさを感じるスポットが、周辺の新興住宅街と調和して残っているところも生駒の特徴と感じています。ちなみに、なぜ「ぴっくり通り」と呼ぶかについて、地元の方々にも色々なお話を伺ったのですが、起源は結局はっきりしないというのが結論のようです。

◆市政について
 また、市長は霞ヶ関出身の方ですが、市政に対してはリーダーシップを発揮されておられると思います。

 例えば新型コロナワクチン接種に関して、生駒市では当初、市立病院で誤ってワクチンの代わりに生理食塩水を接種してしまった事故もあり、県内の他自治体よりも接種が遅れていました。しかし、生駒市独自の大規模接種の実施等で今では一気に接種が加速化し、高齢者のワクチン接種率は県内市町村の平均を超えています。

 さらに市長は極めて鋭敏な人権感覚を持っておられ、今年4月に、生駒市がLGBTなどの方々の生き辛さを解消するため、性的マイノリティーのカップルがパートナーであることを宣誓し、市長が認証する、「パートナーシップ宣誓制度」を導入されました。

 先の国会では、性的マイノリティーへの理解増進のためのLGBT法案が、自民党内の慎重意見で提出見送りとなりました。国も、生駒市のような一人ひとりが尊重され、他者を認め合える政策を実現しなければならないと痛感しています。

◆今後の取り組み
 生駒市をまわって、急な坂道での見にくいミラーを改善してほしいという声、道が狭すぎて救急車両が入ってこれないという声など、地域に密着したご要望を多く頂きました。

 地域の生活の課題は、自治体行政のみならず、国政にも連結しています。外交や経済といった大きな課題だけではなく、身近な生活課題に取り組むことも、国会議員の務めです。市や県とも協力して、課題の解決に取り組んで参ります。今後も、どんどんご意見ご要望をお寄せ頂ければ幸いです。

  

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馬淵澄夫
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