参議院通常選挙を終えて、お世話になった関係各所に挨拶回り。
あらためて、この選挙で西田一美候補にいただいた、219,244票の重みを感じている。奈良県初の野党統一、無所属候補としての戦いは、昨年秋の西田さんの勇気ある決断なくしてはあり得なかった。
当時はまだ、私自身の衆院繰上当選など夢にも思わなかった頃であり、野党国会議員皆無の県内情勢で、なんとしても選択肢を示さなければならないとの思いを、西田さんにも共有していただき、立候補の決断をいただけた。統一地方選があったため、事実上の選挙運動は連休明けとなったが、2ヶ月半あまりの活動で、およそ22万票(惜敗率73%)もの得票を得たことに対して、有権者の皆さんと、候補として見事に戦い抜いていただいた西田さんに心から敬意を表する。
この選挙は西田さんなくしては、成り立たなかった、このような戦いにはなり得なかった、と心から、候補者西田一美さんとともに戦えたことを誇りに思う。
そして、議席は得られなかったが、このような逸材が奈良県におられることを示せたことについても、本当に感謝している。野党統一候補としての戦いについては、今後慎重な検証が必要だと思っている。
野党統一候補として闘った32の1人区で、奈良県は野党共闘効果は全国で5位だそうである。
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/sanin2019-analysis/その意味で、共闘効果は十分にあったということだが、1位愛媛から次いで滋賀、秋田、山形と並ぶ全国4位までは議席を獲得しており、当然条件が全く違うことを踏まえつつも、結果の違いが何によるものかをよく精査する必要がある。
また、出口調査で明らかとなった、与党票の切り崩し、無党派層の獲得が不十分だったことも、敗因として分析しなければならない。
更に申せば、野党統一での戦いの先に、バラバラな野党がどうなっていくのかの見通し(ビジビリティ)が明らかにならない中では、有権者はシラケてしまう、という現実が、投票率49.5%という国政選挙ではあってはならないような低投票率を招いてしまったとも考えられる。
野党統一候補の、その先を、どうするのか?!
このことが、2012年の下野以来、野党には問われている。
更なる戦いは、続く。