第987号 消費税減税案実現に奔走

 通常国会は16日に当初予定の会期末を控え、会期延長を強く求める野党と、このまま幕引きを図りたい与党との攻防が大詰めを迎えています。

◆延長は国会の責務
 今、まさに20日に期限を迎える緊急事態宣言の扱いや、目前に迫った東京オリンピックの開催と感染防止対策を詰めて審議しなければならない時です。このまま与党の思惑通り国会を閉めてしまっては、秋の総選挙を終えるまで4か月もの政治空白を生じさせることになります。

 9日の党首討論で菅総理が、昭和の東京オリンピックの思い出話を延々披露して議論を避けたように、政府与党はもはや国会を消化試合と捉えているふしがありますが、衆院議員の任期は10月まで残っています。この非常時に、頂いた任期を全うして国政課題の審議を尽くさなければ、国会としての責務の放棄にあたると思います。

 私はコロナ禍の中では、いたずらに単に形式的な不信任案を提出して政局を混乱させるよりは、しっかりと対案を示して国民の審判に備えるべきと考えてきました。しかし、今はギリギリまで国会会期延長の交渉を行い、それでも受け入れられないというのであれば、実質的な議会としての機能を喪失したと捉えて、解散を覚悟で内閣不信任案を提出することも選択肢の一つだと考えています。

◆減税案を各党に説明
 さて、5月31日に発表した消費税減税とりまとめですが、多くのメディアに取り上げて頂くとともに、多数の問い合わせと激励を頂いております。停滞する税制の議論に一石を投じられたことは研究会としての成果と自負していますが、もとより発表は単なるスタートに過ぎず、提案を実現してこそ意味があります。

 今は、消費税減税とりまとめを野党各党党首や関係団体に手交して説明し、減税をともに実現するために奔走している毎日です。11日時点で国民民主、社会民主、共産各党党首及び連合会長に申し入れと説明を行いました。皆さん真摯に提案を受け止めて頂き、大きな手ごたえを感じています。もちろんスケジュールの都合が付き次第、立憲民主党首脳にも減税案を説明するつもりです。枝野代表の近著も拝見しましたが、決して消費税減税を完全に否定する立場には立たれていないと理解しています。

 消費税増税を決めたのは旧民主党政権ではないかとのご意見も頂いております。しかし、増税決定以降のこの10年近く、庶民の暮らしは悪化し、格差が拡大してきた事実があります。その事実を率直に見つめ、政策の誤りを認めて、新党として新しい税制を提案することは、決して不誠実ではないと考えています。

◆野党結集最後のチャンス
 菅政権の支持率が下がっても、その分野党各党の支持率が上がってこないのは、具体的に何をしてくれるのかが国民に見えないということだと思います。コロナ収束と医療の確保、そして長年にわたって疲弊した国民生活を建て直すための経済政策を共通政策として提示し、一丸となって戦うことを示せば、それは大きな旗となり、与党との対立軸となります。

 総選挙を控え、その機会は今しかありません。これが最後のチャンスという覚悟で、野党各党を駆けずり回りたいと思っています。

 

スタッフ日記 「『のり弁』を語る」

 東京では今年に入ってからほとんどの期間で緊急事態宣言が発令され、多くの飲食店が時短営業しています。仕事帰りにちょっと食事をと思って立ち寄ろうとしても、すでに営業時間終了という店が多く、ちょっとした夕食難民となってしまっています。

 そこで愛用しているのが、最寄り駅前の弁当屋です。深夜まで営業していて種類も豊富、ボリューム抜群、値段はリーズナブルと、一人暮らしには強い味方です。

 その中でも最安値かつ人気ナンバーワンを誇るのは、やはり海苔弁当、通称「のり弁」です。

 行きつけの弁当屋では、ご飯に大きな海苔と鰹節、そして白身魚フライ、ちくわの天ぷらにきんぴらごぼうまで乗って値段は300円台。かなりのお得感ある弁当で、思わず翌日の朝の分まで2つを購入することもよくあります。

 のり弁は多くの弁当屋で屈指の人気メニューで、中には店の目玉として200円以下ののり弁を販売する弁当屋もあるとか。安さの理由は諸説ありますが、のり弁たるもの安くなければならないというサービス意識で、ある種採算度外視の商品なのではないかと思います。

 また、ボリュームに加え味的にも外れがないのも強みです。のり弁を食べて「想像していた味と違った…」とがっかりすることはまず考えられないでしょう。迷った場合にはのり弁を選んでおけば間違いないという抜群の安定感、それが人気を支えているのではないでしょうか。

 そろそろおなかも減り、今日もまたのり弁を買って帰ろうかと思いながら、書く日記でした。 (アタリ)

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