千葉県、令和6年度新年度予算案説明【注目施策&公約達成施策】

こんにちは、我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

本日は千葉県から県議会主要会派へ令和6年度の新年度予算案に関する説明会が行われました。

 

 

予算規模は2兆1,077億円(対前年度比4.1%減)

うち新型コロナ対応経費が46.6%減となり、感染症対応以外の経費で換算すると対前年度比2.2%増となっています。

 

まず、私が政策の一丁目一番地としている特定外来水生植物対策として、予算要望もさせていただいた通り、新年度予算額は7億4千2,613千円(令和5年度は3億7千4,316千円)大幅に増やしていただきました!!

 

 

 

選挙公約に入れていたので、早速良かったですキラキラ

 

内容としてはナガエツルノゲイトウの分布域の調査、農業水路における外来水生植物特別対策事業、そして手賀沼および印旛沼とその流域河川において駆除を前倒ししてやっていただくこととなり、モニタリング体制への移行に向かいます。

さらに私が特に推し進めている市民団体に駆除活動「湖沼における外来水生植物防除事業補助金」に要する経費も引き続き支援してもらいます。

 

 

熊谷知事にも感謝の意をお伝えしましたが、手賀沼の現状をご理解いただいた予算案です!

 

そして会派でも取り上げてきました残土問題ですが、不適正な埋め立てによる崩落事故を防止するため、衛星画像と活用して盛り土等で地形の改変の疑いのある箇所を抽出し、速やかな是正措置につなげる「不適正埋め立て監視事業」が新規施策として3千万円予算計上されました。

 

事業は大量にありますが、我々の会派がこれまで議会や予算要望で取り上げた施策や注目事業について記載します。

 

次に教育です。

まずは我が会派も議会の度に取り上げている深刻な教員不足の解消策についてです。

○本県の教員採用者で日本学生支援機構から奨学金の貸与を受けた者の奨学金返還に要する経費を緊急的に支援【新規:3千6,700万円】

○教員の長時間勤務を改善するため、全公立小中学校にスクール・サポート・スタッフを配置【小中学校949人、特別支援学校36人】

 

昨年9月の会派代表質問で取り上げたいじめ重大事態については新規の「いじめ重大事態対策強化事業」として、県立学校の重大事態に関してより迅速かつ適切に対応できるように専門人材が新たに配置されることになりました。

こちらも前進。

 

 

地元我孫子市から多くのご相談をいただいている部活動の地域移行についてです。

 

休日部活動の段階的な地域移行に向けて、受け皿となるスポーツ団体や文化芸術団体等の整備、指導者の確保等に関する実証事業を行うことなり、今年度4千5百万円から大幅増の2億5千3百万円となりました。

○総括コーディネーターの配置:市町村への助言や関係団体との連絡調整等を行うコーディネーターを教育事務所等に配置

○市町村立中学校における実証事業

○県立千葉中学校における段階的な地域移行

○部活動指導員配置に対する助成として3千9百万円

 業務内容:実技指導、大会の引率等

 配置人数:中学校65人

 

教育施設における整備では

○県立学校トイレ改修事業(11億7千9,800千円)

○県立高校エレベーター設置事業

○塾講師を活用した県内小中学校における学習支援モデル事業【新規】実施校数10校(小学校6年生、中学校3年生)等々

 

【危機管理体制】

○市町村における自助・共助の取り組み及び災害対応のデジタル化をより一層促進し、市町村が実施する事業において令和5年度から7年度までの3年間で集中的に支援(2億5千万円)

○災害発生時の情報伝達・収集体制を強化するため、老朽化した防災行政無線を計画的に更新(43億29,055千円)

○災害ボランティアセンターにおいて円滑な運営を支援するため、新たにICTツールの導入に対して支援(1千8百万円)

 

 

【安全・安心】

○自転車乗車時のヘルメット着用率向上のため、市町村と協調して新たにヘルメット購入者に対する補助を実施(3千9百万円)※補助率2分の1、ヘルメット1個あたり千円

○歩道整備、歩道整備、交差点改良等(69億2千6,440千円)

○信号機新設・すべての信号機のLED化に取り組む、標識・標示整備等(44億6千1,776千円)

 

 

【経済】

○県内への企業立地を促進し、地域経済の活性化と雇用の確保を図るため、県内に立地した企業や新たな産業用地の確保に取り組む市町村へ補助金を交付(6億3千7,900千円)

○中小企業デジタル技術活用支援事業(1億2千3,145千円)

○小規模事業者等への伴走支援を強化するため、身近な支援機関である商工会・商工会議所等の体制充実※会員数に応じた指導員の増員や指導員の経験・スキル等の向上に向けた支援の拡充(28億2千4,927千円)

 

【子育て施策】

○児童手当について、令和6年10月分から高校生年代まで支給対象を拡充するとともに第3子以降の手当月額増額

 ・所得制限を撤廃

 ・こどもの年代に関わらず第3子以降の支給額を3万円へ増額するとともに、支給回数を年3回(2、6、10月)から隔月(偶数月)の年6回へ。

○こども食堂サポートセンター事業【新規】(600万円)

 ・立ち上げ支援、食材等の物資、地域ネットワークの構築

 ・立ち上げや運営の相談支援等

○児童相談所の機能強化(12億42,446千円)

 ※債務負担行為15,489,000千円

○児童虐待防止対策事業(7億29,442千円)

 ・里親委託推進事業

 ・児童安全確認民間協力員事業【新規】

 

 

【農福連携】

○農福連携の普及啓発(160万円)

○障がい者の就農促進に向けた実証事業の実施(100万円)

 

 

また、県庁組織の見直しも行われます。

【知事部局の主な見直し】

○公共交通に係る重要課題に対応に向けた体制強化

総合企画部に「交通担当部長」新設、交通計画課に「地域公共交通担当課長」新設

○多様性を尊重した社会づくりに向けた体制整備

男女共同参画課を「多様性社会推進課」に改組

○県政情報に関する発信の強化に向けた体制整備

報道広報課に「戦略事項法推進室」新設

○「千葉リハビリテーションセンター建設室」新設

○総務課に「ウェルビーイング推進室」新設

 

【教育庁】

○「県立高校統括監」新設

○不登校児童生徒への支援体制の強化

 児童生徒安全課「不登校児童生徒支援室」を新設

 

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今回は私が注目した施策について、お伝えしましたが、あらゆる機会を通じて予算案の説明を皆様にしていきます。