特別免許状制度について~石川りょう県議の一般質問より~

我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

本日で千葉県議会は一般質問が終わり、来週からは常任委員会での質疑に入ります。

12月議会の会派代表質問はじめ、常任委員会での質問準備に向けて、休憩中も会派で協議を重ねています。

仕事量が半端なく、埋もれております・・・・

 

 

さて、今議会の一般質問では、我が会派からは石川りょう県議が登壇しました。

 

 

特に関心深い項目が『特別免許状』制度についてです。

 

『特別免許状』とは、教員免許状を持たないが優れた知識経験等を有する社会人等を教師として迎え入れることにより、学校教育の多様化への対応や、その活性化を図ること目的として都道府県教育委員会が授与する免許状のことです。

 

教職課程で学ばなかった方でも、採用したい学校の校長や市町村教育委員会からの推薦を受けて、都道府県教育委員会が行う審査によって授与される手順となっており、本年5月には文科省が同制度の改定を行い、特別免許状をもっと活用して積極的に採用に役立てるよう都道府県教育委員会に求めました。

 

答弁によると、千葉県教育委員会における特別免許状の授与件数は令和4年度で23件(全国6番目)、令和5年度は84件と増やしているとのことでした。

資料提供を求めたところ、その内訳は以下の通り。

〇小学校55件

〇中学校13件

〇高等学校16件 合計84件

 

我が会派として『学校の教員不足』は継続して取り組んでおり、人材確保の観点からもこの特別免許状免許状に係る制度について、県は市町村教育委員会等に周知をはかり、積極的な活用に努めていく、とのことです。

 

石川県議の指摘によると、昨年度実施した千葉県における教員採用選考において、社会人特別選考で合格した人は全体のわずか1.6%しかいないとのこと。

 

 

社会人になってから教員という仕事に就きたいと思う方がいても、学生時代に教職課程を取得しなかったことで、教員になれないというのはとてももったいないことです。

実は私も地元・我孫子市にて教員を志望する方のご相談を複数受けたことがあります。

 

https://www.mext.go.jp/content/20240529-mxt_kyoikujinzai01-000014888_08.pdf

 

課題としては、そもそも社会人が学校との接点がないことやマッチングとなります。社会人経験のある教員の採用に力を入れ、課題をクリアしていく取り組みを進めてほしいと思います。