我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。
参議院議員選挙の投票日は7月20日(日)です。
明日行けない方は、本日の期日前投票を活用ください。
私はさまざまな大学にて講義を行っておりますが、残念ながら国政と地方政治の仕組みの違い、衆議院と参議院の違いなど基礎的な部分が若い世代にあまり理解されていないことをずっと危惧しており、その発信に取り組んでいます。
まずもって、国は議院内閣制であり、地方は首長(都道府県知事や市区町村長)も議員も直接住民から選挙で選ばれる二元代表制です。
日本では総理大臣を住民が選ぶことはできず、慣例では衆議院の多数党の党首が指名されます。
日本の国会は衆議院と参議院の2つの議院から成り立っており、衆議院と参議院は大きな違いがあります。
まずは任期が異なります。
衆議院は任期4年、参議院は任期6年。
衆議院は「解散」(日本国憲法7条を根拠として内閣総理大臣が自主裁量で衆議院の解散を実行できる)がありますが、参議院は解散がありません。
※任期満了に伴う解散総選挙は戦後1回のみ。つまり、衆議院は任期4年以内に選挙が行われるケースが圧倒的に多い。
また参議院は議員になれる年齢が衆議院より5年遅いです。
被選挙権(選挙に立候補できる年齢)は衆議院は25歳、参議院は30歳。
参議院の任期は6年で、所属する国会議員の半数は3年ごとに選挙が行われ、入れ替りが起こります。
解散は無いため、6年間という比較的長い期間、審議に関わることができ、「良識の府」とも呼ばれます。
そして、今回行われるのは解散のない任期6年間を全うする参議院議員の選挙となります。
私は完全無所属ですべての選挙を闘いぬき、15年間我孫子市から千葉県政に携わっていますが、この間、地方が国の政策に翻弄されるのを目の当たりにしてきました。
直近の給付金のみならず、コロナ対策等もそうです。
国の政策が地方政治・自治体に大きな影響を及ぼし、地方政治家の一人として、私自身は今の日本の現状について危機感であふれています。
無所属という立場上、これまでよほどの候補者でない限りは応援はお断りしてきました。
友人関係であっても政策に納得できなければ直接的な応援はお断りし、これまで国政への打診をいただいたときも、無所属の会派の代表として、今はどうしても地域のために働くしがらみのない議員と共に千葉県のために活動しなくてはならない、とお断りをし、無所属の地方選挙以外は支援しないこととしていました。
しかし、政党に所属せずに地域のために働いている私を含め私と一緒に活動してくれている無所属仲間の現場の声を国政に届けてくれる候補者がいないだろうかと思っていた矢先に、真っ先に私の事務所に来てくれたのが小林さやか候補でした。
記者経験が長く、現場を良く知っている、フットワークも軽く私と同世代、3人のお子さんを育てながら共働きしているまさに子育て現役世代で女性。そして何よりも人格に惹かれました。
また、今回改選の現職は全員男性であることから、女性特有の課題も理解してくれるだろうと期待をかけました。
子育て政策はじめ、障がい者施策など千葉県だけでは解決できない課題も多々あり、気軽に相談できる現役の子育て世代の女性の国会議員が千葉県にいてほしいとずっと思っていました。
私は表立って応援するときは覚悟を決めて応援します。
大きな選挙だと先般の熊谷俊人知事の知事選挙、そして、今回は小林さやか候補のためにマイクを握ることにしました。
千葉県の指摘席(自民2、立憲1)を突破するのは非常に厳しいこと、ずっと当落線上の3位争いをしている状況であることなどを玉木代表に直接話しました。
無所属の自分にとって非常にリスクもあることであるし、誤解も招くだろうと思いました。
そのリスクを背負ってでも、日本・千葉県の為に今回は指定席を変えなくてはならない、という想いからご依頼をいただいてから会派のメンバーや共に活動する無所属議員、後援会役員会での了解を得て、一度マイクを握ることに決めました。
私が選挙で重要視している一つとして、抽象的なことを演説で言うのではなく、この課題に対してこういう政策で解決する、という具体的な内容を候補者が自分の口で語ることができるか、という点です。もちろんその内容に納得して、はじめて応援するわけです。
任期期間中、駆けずり回ることができるかという意味で私は候補者の年齢も加味します(私は定年制を設けるべきという考えです)。
私たちが何故無所属なのかと言えば、政党の特定思想や政策、特に政局に振り回されず、地域の問題を愚直に解決して、地域を発展させていきたい、という想いだけで政治家をしているので、政党同士の対決とか政治家同士のいがみ合い・蹴落とし合いとか、リアルに本気でどうでも良く、解決力のある政策集団以外は我々にとって足かせにしかならないからです。
小林さやか候補の演説は、何故、現役世代の手取りを増やす必要があるのかなどすべて政策ベースです。
そのため、演説は少し長いですが(笑)、私はこれからの政治家はそうあるべきだと思います。
特に千葉県でも都市部の東葛地域は豊かな東京都が行う様々な無償化政策に敏感であり、東京都と比較をされたあらゆる厳しい声を県民からいただきます。何故、東京でできて千葉県でできないのか、と。
しかし、子どもたちの政策というものは本来は国で行うべきことです。私の県議会における代表質問においても明確に県は「本来、国で行うべきこと」と答弁しています。
すべてのこどもたちに平等であるべき政策が自治体によって異なる状況を生んでいることは大変大きな問題です。
給食費や保育料を例に挙げましたが、学校のエアコン整備含め住んでいる地域によって環境や支払う金額が異なるという地域間格差をなくしてほしい。
自治体の財政状況によって最終的に子どもたちに影響を及ぼすようなことはあってはならない。
過激な言葉や絶対できないような理想論を並べるのではなく、現実的かつ冷静な解決力と判断力がある方に国会議員として活動していただきたいのです。目の前に課題は山積しており、それをひとつひとつクリアしていくことが肝要です。
小林さやか候補と私のダブル演説が切り抜きなどいろいろと出ていますが、何故・今まで国政選挙を表立って応援してこなかった私が応援したか、演説を通して知っていただければ幸いです。
04:14【応援演説】竹詰参議院議員
11:46【応援演説】水野ゆうき千葉県議(我孫子市・無所属)
21:39【候補者訴え】千葉県選挙区 小林さやか候補
36:54【応援演説】玉木雄一郎代表
千葉県は全国よりも投票率が低い。
しかし、逆を言えば投票率が上がれば指定席を変えることができます。
だから、投票に行こう。
参議院議員選挙の投票日は7月20日(日)!水野ゆうき的参議院議員選挙の投票基準
