【ざっくり解説】比例代表の仕組みが複雑な衆院選

我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

2月に入りました。つい先日、お正月だったような気がします。時が経つのは早いですね。しかも、突然の衆院選で地方自治体も含め、関係者はバタバタしています。

その様子を時事通信社の連載コラムで書きましたので、よろしければご覧ください。

 

 

さて、千葉県議会も本格始動となりますが、衆院選も中盤戦となってきました。

そこで実に多くの方から「比例代表の仕組みがわからない」という質問をいただきます。

 

相当数の方に口頭では解説したのですが、実に様々なパターンがあります。基本的なことは動画で解説していますので、お時間のない方は以下をご視聴ください。

 

 

 

 

 

【ポイント】

〇参院選と異なって、衆院選の比例代表選挙では「政党名」しか書けない。拘束名簿式

 

〇比例代表では全国を11のブロックに分けていて、そのブロックごとに議席数が決まっており、そのブロック内における政党の得票数に応じて政党に議席が配分される。

(例)前回の衆院選比例代表南関東ブロック(千葉県、神奈川県、山梨県)の各政党の議席獲得数(定数23)

自民党7、立憲民主党6、国民民主党3、公明党2、日本維新の会2、共産党1、れいわ1、参政党1 の合計23

 

〇比例代表の当選者は各政党が作成した名簿の上位から決まっていく⇒政党が獲得した議席の中で誰が当選するかは政党が作成した名簿に大きく依存することになる。

 

〇衆院選では小選挙区選挙と比例代表選挙の両方に重複立候補をすることができる⇒小選挙区で落選しても小選挙区の惜敗率によっては復活当選することもできる。

※政党に所属をしていない無所属の候補者は小選挙区のみの立候補となり、どれだけ当選人の得票数と近かったとしても1票でも少なければ落選となる。

 

〇重複立候補者がたくさんいる場合は名簿の順位は同列となり、例えば1位がたくさんいる。

⇒そのブロックの中で惜敗率の高い順(どれだけ小選挙区の当選人と競ったか)に順位が決まる。

 

〇比例代表選挙のみ単独で出馬している候補者もおり、例えば今回では「中道」では小選挙区を旧立憲系、比例代表名簿上位を旧公明党系とするなど棲み分けしている。

 

このように、複雑な仕組みとなっています。

 

比例名簿をよく見てみると小選挙区に出馬をしていない方については「この候補者は誰だろう?」となるでしょうし、そのブロックに小選挙区であまり候補者を出せなかった政党であっても比例代表で多くの票を獲得すれば、小選挙区で圧倒的に票を獲得できなかった候補者が重複立候補して名簿上位だと復活当選してしまう、など、本当に様々な課題があります。

 

比例代表で自分が好きな政党があっても、そもそもそのブロックで比例代表候補を出していない場合もあれば、この政党を書くとこの候補者が名簿の上位なので当選するけどこの候補者あんまり好きではないな・・、という現象も起きたりしますので、比例代表の選挙で政党名を書く際は、書こうとしている政党の自分が所属するブロックの比例名簿をチェックすることも大切なのです。