【文教常任委員会】~教員の精神疾患等による療養休暇対応について~

こんばんは、我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

所属する文教常任委員会における質疑について、昨日に続きご報告いたします。

 

昨日は不登校児童生徒への支援に関する質疑についてブログを書きました。

今日は教員の精神疾患等による療養休暇の対応についてです。

 

教員の多忙化やICT教育等をはじめ時代とともに教材も授業も変わっていく中で、教員の負担も大きくなっています。

不登校児童生徒への支援とともに、指導する先生方のフォローもとても大切だと思っています。

 

以下をご参照ください。

 

うつ病等精神疾患で療養休暇を取得した教員の人数

 

【平成29年度】

●小学校 89人

●中学校 60人

●高等学校 25人

●特別支援学校 19人

 

【平成30年度】

●小学校 100人

●中学校 54人

●高等学校 21人

●特別支援学校 21人

 

【令和元年度】

●小学校 132人

●中学校 70人

●高等学校 21人

●特別支援学校 34人

 

※教員:事務職員、栄養職員を除く

※政令指定都市の千葉市を除く

※小中学校は療養休暇21日以上、高等学校・特別支援学校は療養休暇30日以上を取得した教員数

※一度復帰した後、同一年度内に2回目の療養休暇に入った場合は、二人でカウントした人数

 

 

この数字で一目瞭然ですが、小中学校にて増加しています。複雑な社会背景もあり、実際に不登校児童生徒数も増加しているように、児童生徒と向き合う教員が精神的に追い詰められてしまうケースがあると思います。

 

水野質問)小・中の療養休暇取得者が、増加傾向にある理由は何か。

 

県教委答弁)

・正確にその原因を把握していないため、一概には言えないが、仕事上の悩みや人事異動等による環境の変化、家庭の事情など、様々な要因が複合的に関係しているものと考えている。

 

 

水野質問)今後、男女比や年齢層、勤務年数なども分析して、的確なアプローチが必要であるため、現状把握に努めてもらいたい。

療養休暇を取得している教員に対して、どのようなフォローをしているのか。

 

県教委答弁)

・県教育委員会では、管理職等に対し、心の不調者に対しての接し方や円滑な職場復帰に向けたケアの大切さなどを伝える、メンタルヘルス研修会を行うことにより、療養休暇者に対し、適切な対応ができるよう努めているところです。

 

水野要望)もちろん研修会等もやっていることは承知をし、様々な取り組みをしているが、一度復帰したあとも同一年度内に療養休暇に入る方もいる中で、療養休暇を取得していた本人が職場復帰できる環境整備をし、また復帰した際、周囲も理解することが必要。このあたりにも目を向けて教員へ的確で適切なフォローをお願いしたい。

 

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児童生徒が多くの時間を過ごす学校において、児童生徒と向き合う教員の皆さんの心身の健康はとても大切なことです。

引き続きあらゆる視点で学校現場を声を吸い上げていきたいと思います。