【千葉県議会】一般質問(防災対策:初動体制の見直しと改善/常勤医師の確保)

こんにちは、千葉県議会議員の水野ゆうきです。

本日も千葉県議会では一般質問が行われております。

 

本日は同会派の谷田川議員が一般質問に登壇し、防災対策、

農業振興、医療相談体制の整備、県立病院の経営改善や常勤医師の確保、道路問題、水道事業の統合・広域連携の推進、東京オリンピック・パラリンピックにおける新型コロナウイルス感染症対策とボランティア等について質疑を行いました。

 

防災対策について、令和元年房総半島台風等に係る検証報告書を踏まえ、各種マニュアルにおける災害時の初動体制の見直しに関しては、

検証報告書では初動時の情報収集についてより早期に市町村へ職員を派遣できる仕組みやヘリコプターによる情報収集を行える体制を整えるべきという指摘があったことから、情報収集段階を含め発災前後で県が取り組むべき手順を定めた「応急対応マニュアル」に情報連絡員の派遣に係る業務を追加したことに加え、速やかにヘリコプターによる情報収集を行うため、県警、千葉市消防局など関係機関への要請手順を定めた「航空支援依頼マニュアル」を新たに策定した、という答弁が森田知事よりありました。

このマニュアルに従い、災害時に適切な対応がとれるよう、各種訓練を実施するとともに、継続してその内容を見直していくということでした。

また、情報連絡員(リエゾン)についても、市町村の被害状況や支援ニーズを迅速に把握できるように、リエゾンハンドブックを配布し、業務研修を実施したところであり、台風シーズンを控え9月に再度研修を行い、自らが担当する市町村を訪問し、災害時の配備態勢や災害対策本部の設置場所等について確認を実施するなど、顔の見える関係の構築を図ったということです。

 

日頃より千葉県と市町村が連携し、情報を共有しておくことは今回の新型コロナウイルス感染症をみてみても大変重要なことであることは間違いありません。

 

また、地元からもあがっている常勤医師の確保についてです。

千葉県内には6つの県立病院があり、令和2年度の常勤医師の状況は

●がんセンター 118人

●救急医療センター 46人

●精神科医療センター 14人

●こども病院 93人

●循環器病センター 41人

●佐原病院 17人

の合計329名となっています。

 

平均年齢は43.9歳で女医は67名で20.4%。

 

県立病院の常勤医師数は昨年4月と比べ9名増となっており、千葉大学をはじめとする大学医局への医師派遣要請を行うほか、人材紹介会社の利用や定年等により退職した経験豊富な医師を活用するスキルフルドクター制度を活用するなど取り組んできたはいるものの、地域によって医療の差が出ることはあってはならず、県民が平等な医療が受けられるように、谷田川議員から常勤医師の確保に努めるよう要望がありました。

 

本会議後は同会派の岩波議員とともに『第5次千葉県男女共同参画計画 骨子案』について担当課から説明を受けました。

現在の第4次千葉県男女共同参画計画が今年度で終了するにあたり、次の計画の施策方向性や第4次からの変更点等について協議を行いました。

 

 

第4次千葉県男女共同参画計画では213事業が紐づけられており、その評価や成果等を第5次にどのように反映していくのか、その評価方法等も含め、実効性のある計画を求めていきたいと思います。