予算委員会③「鉄道駅バリアフリー設備整備事業」我孫子駅と天王台駅

我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

本日は予算委員会の質疑内容のうち、常磐線停車駅、特に我孫子駅と天王台駅のバリアフリーについてをお伝えしていきます。

 

高齢者や障害者はじめ誰もが安全で快適に鉄道駅を利用できるよう、千葉県では鉄道事業者又は市町村が設置するバリアフリーについて補助を行っております(「鉄道駅バリアフリー設備整備事業」)

 

東京都へ通勤・通学するいわゆる千葉都民と言われる松戸・柏・我孫子市民は電車の利便性の良さから交通手段は電車が多く、私自身も通学・通勤に常磐線を利用し、現在も利用しています。

私たち電車ユーザーにとって、電車は生活の一部でもあり、安心・安全な環境を求めています。

 

水野質問)

県内の常磐線快速停車駅におけるバリアフリー設備の状況はどうか。

 

県答弁)

バリアフリー設備のうち、エレベーターについては、松戸駅と柏駅が整備済みであり、我孫子駅と天王台駅が一部未整備となっている。また、ホームドアについては、柏駅の各駅停車ホームのみ整備済み。

 

水野質問)

我孫子駅におけるバリアフリー設備の今後の見通しは?

 

県答弁)

我孫子駅のバリアフリー設備のうち、エレベーターについては、令和5年度の供用開始に向け、現在、整備が進められており、ホームドアについては、各駅停車ホームが、令和6年度の供用開始に向け、現在、我孫子市とJRによる協議が進められている。なお、快速線ホームについては、具体的な整備時期は未定だが、JRの計画によると、令和14年度末頃までに整備するとされている。

 

水野質問)

天王台駅におけるバリアフリー設備の今後の見通しは?

 

県答弁)

天王台駅のバリアフリー設備のうち、エレベーターについては、現在のところ、新たな整備予定はなく、ホームドアについては、各駅停車ホームが、令和5年度の供用開始に向け、現在、我孫子市とJRによる協議が進められている。なお、快速線ホームについては、我孫子駅と同様に、令和14年度末頃までに整備するとされている。

 

水野質問)

ホームドア整備には多額の費用を要することから、我孫子駅のエレベーターについては県の補助対象として債務負担行為に設定していただいていますが、JR天王台駅の常磐線緩行ホームについては千葉県の補助制度は見送りもしくは未定状態。

県は補助対象とする駅をどのように選定しているのか?

 

県答弁)

県では、例年8月までに、市町村への要望調査を実施し、補助要望のあった駅について、利用状況や駅周辺施設の特性等を確認するとともに、必要に応じ、市町村に対するヒアリングを行い、補助の必要性等を判断している。

 

水野要望)

県の補助を受けるにあたり、1日の利用者数など条件が定められていることは理解している。

限られた財源の中で有効な整備推進を目指していることも理解している一方で、我孫子市からも、我が会派からも県に要望させていただいているが、一概に利用客だけでは図ることができないことから、県では、乗り換え客が多いことや、病院や特別支援学校等の最寄り駅であることなども条件に入れています。

その駅が有する特性もありますし、何よりも重要なのは鉄道事故を減らすことです。

ぜひ、市からヒアリングをしていただき、協議をしていただき、必要な駅にバリアフリー整備をしていただくよう要望します。

 

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私は中学校から電車を利用して通学・通勤をしているので、駅空間の安全性や快適さというのは政策の中でも民間出身者、電車ユーザーとして重視をしており、だからこそ「駅頭」をしているということもあります。

 

 

1日の利用者数が多い人口の多い市や中核市では県の条件に合致して補助が出るでしょうし、条件に満たなくても比較的財政の豊かな市であれば補助なく設置できるかもしれません。

しかし、我孫子市のような、県の条件には満たないが、電車ユーザーが多く、潤沢な財政収入があるわけではない市にとっては、補助の有無は大変大きな課題となってきます。

我孫子市からも私からも知事に直接要望させていただいておりますが、県民の安全と事故防止の観点、駅の特性も鑑みた上での決定をお願いしたいと思っております。