議案説明/インフルエンザと新型コロナウイルス同時流行に備えた外来診療・検査体制

こんばんは、千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

本日は12月定例千葉県議会に上程される予定の議案説明が行われました(※千葉県議会は会派毎に議案説明が行われます)。

 

冒頭、森田健作知事から直接、不出馬の件ならびに残りの任期をしっかりとやっていきます、というご挨拶が我々会派にありました。

 

12月定例千葉県議会に提出される予定案件は予算案5件、条例案7件(一部改正)、その他19件(契約の締結や指定管理者の指定等)の計31件となります。

また諮問1件、報告1件あります。

 

 

今回の議案では人事院勧告に基づき、職員の給与に関して期末・勤勉手当の改定を行い、0.05か月分引き下げます。同時に知事や副知事等特別職も同様に引き下げられます。

※ちなみに我々、千葉県議会議員は令和2年8月から令和3年3月まで毎月8万8000円減額しております。

 

12月補正予算案では新型コロナウィルス感染症の影響が依然として続いていることから

●感染症患者を受け入れる医療機関への更なる支援

●冬季の発熱患者の急増に備えた検査体制の確保

●所得が減少した世帯への生活福祉資金の積み増し

●厳しい経済状況にある中小企業への支援

などに係る経費が計上されます。

 

補正予算規模は417億30百万円で補正後の予算額は2兆2,2427億1百円となります。

 

新型コロナウィルス感染症対策関連で1,417億30百万円で、財源として国庫支出金や諸収入(中小企業振興資金貸付償還金、独立行政法人中小企業基盤整備機構交付金)が充てられます。

 

具体的には入院患者を受け入れる医療機関に支給する協力金の増額(入院患者一人あたり50万円)、患者受け入れのために確保した病床のうち、患者入れ替えなどに伴う空床分や感染防止策などに伴う休止病床分に係る費用について重点医療機関の補助単価引き上げに加え、インフルエンザとの同時流行に備え、地域の医療機関において診療・検査を受けられる体制を整備するための費用を補助します。

 

検査体制の確保については患者の自己負担分に係る公費負担を増額します(実質ゼロとなります)。

 

中小企業支援として、新型コロナウィルス感染症対応特別資金の融資枠を2,700億円拡大し、7,300億円とします。

また、千葉県中小企業再建支援事業において、当初は10万社を見込んでいたものの、個人事業主等を把握しきれておらず、13万4千社と計算し、10月末までの支給状況は9万1千件の申請のうち、8万2千件で201億の支給しています。

 

また、上記のようにインフルエンザとの同時流行に備え、千葉県は本日、千葉県新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催し、千葉県民の皆様が地域の診療所など多くの医療機関で速やかに発熱等にかかる相談・診療・検査を受けられる体制を整備し、11月16日から運用を開始することとなりました(以下、図参照)。

 

 

〇発熱等により医療機関の受診を希望する場合の相談先
感染拡大防止のために必ず事前に電話相談をお願いします。


(1) まずは、地域の身近な医療機関に電話相談
日ごろ通院している医療機関か、お住まいのお近くにある医療機関に電話で相談をしてください。
→ 当該医療機関で診療が可能な場合は、事前予約をして受診してください。
→ 当該医療機関で診療ができない場合は、相談窓口を案内されます。


(2) 相談するところに困った場合には、相談窓口に連絡
千葉県発熱相談コールセンターや市町村、発熱相談医療機関などにお問い合わせください。
※ 相談窓口については、県のホームページに掲載します。
→ 診療可能な医療機関を案内されます。


〇診療・検査医療機関
発熱患者を受け入れる意向を表明している診療所・病院
→ 819機関(11月12日現在)
・ 発熱外来の指定を受けていない医療機関を含みます。
・ かかりつけ患者のみの診療を行う医療機関を含みます。
※ 時間帯または動線を区別して、発熱患者とその他の患者とを分けることにすることとしましたので、お知らせします。

より、感染防止対策を講じて診療する体制を整えています。
※ 地区の PCR 検査センター、病院などで検査を受けるよう案内されることがあります。