こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
ちょうど昨日のブイログで解説してた菅原一秀経産大臣(もう前大臣か…)の公選法違反疑惑ですが、今朝になって大臣の辞表が提出されました。
国会 きょうの委員会開催すべて見送り 菅原氏の問題で | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191025/k10012149491000.htmlこれにより、衆院で予定されていたほぼすべての委員会が空転し、流会するという事態に陥りました…。
大臣を辞任したからといって、説明(委員会での答弁)から逃げることは許さん!菅原が出席しない限り、経産委員会以外のあらゆる委員会での審議にも応じない!
というのが維新以外の野党サイドの言い分です。
結局、大臣をやめてもやめなくても、政局に終止して審議が止まるのですから呆れる他ありません…。
念のため言っておきますと、私も今回の菅原一秀代議士の疑惑は大変重いものだと思いますし、事実であれば大臣どころか議員辞職に相当するものだと考えています。
きちんと警察や検察が捜査・起訴をするべき案件だとも思います。
ですがそれは今後は捜査機関に委ねるべきものであって、国会で野党が追及したところでパフォーマンス以外のものは何も出てきません。
衆院経産委の理事会が今ようやく終わりましたが、菅原前大臣に経産委で説明させろ!と野党がこだわるものだから、週明けの予定は何も決まらず散会しました。ふーっ
私からは、説明責任を果たさない議員は野党にもいる、国会改革すべき、質問権を尊重して週明けは正常化させるべき、と申し上げました。 https://t.co/gbo5zpq5wL— 足立康史 (@adachiyasushi) October 25, 2019
松井代表や足立議員が指摘するように、国会は国会にしかできない審議に邁進すべきではないでしょうか。
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結局のところ、野党からすれば日程闘争の武器に使えるし、委員会で菅原氏を吊るし上げる「絵」が取れればそれが何より美味しいし…ということで、「騒ぐだけ得」と考えているのでしょう。
しかし大臣の金銭スキャンダルはもちろんのこと、こうしたくだらない足の引っ張り合いこそが国民の政治不信をますます加速していくことに自覚的でなければならないと思います。
そうこうしている間に、深夜残業を発生させた某議員による質問通告問題も、官僚サイドの犯人探しというあらぬ方向に進んでいます。
こうした国会の体質そのものを改善すべく、我々は他の無責任野党と一線を画し、国会の正常化と建設的な提案を続けて参ります。
それでは、また明日。