福島第一原発の処理水、ついに海洋放出の方針決定?次なる課題は風評被害、甲状腺がん検診だ

こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

本日は幼稚園のお迎え→夕飯支度でカルボナーラに失敗して落ち込んでいたところ、矢継ぎ早に安倍内閣の「宿題」を片付けている菅総理について、またしても驚くべきニュースが流れてきました。

汚染処理水の海洋放出決定へ 政府方針、月内にも 福島第1原発
https://mainichi.jp/articles/20201015/k00/00m/040/298000c

福島第一原発の敷地内にたまり続けている原発処理水について、海洋放出を月内にも決定するとの報道です。

本件は維新がちょうど1年前にタスクフォースを発足し、「海洋放出を早期に行うべき」との結論を取りまとめ、国会で何度も提言を繰り返してきたところです。

参考過去記事:
維新「福島第一原発処理水タスクフォース」が発足。早期の問題解決を目指します

https://otokitashun.com/blog/daily/21764/

処理水については、原田前環境大臣が「海洋放出しかない」と勇気ある発言をされた後、後任の小泉進次郎大臣が早々に謝罪をして打ち消したという経緯があります。

ここからは小泉進次郎大臣はその発信力を「風評被害の打破」へと注力していただき、政権一丸となって福島の原発対応・復興支援に取り組んでいただきたいと思います。

また処理水の海洋放出については、かねてから松井一郎代表が「大阪湾で受け入れも検討」発言をしている通り、全国で負担を分かち合うという方策も検討していかなければなりません。

具体的な工程を策定していくにあたって、我々も政策提言を続けていきたい所存です。

そして原発処理水の方向性に一定のメドがつけば、次なる課題にも積極的に着手されることが望まれます。

被災地・福島の課題はいまだに多岐に渡りますが、原発関連でいうとその中の一つがやはり「甲状腺がん全員検査」の問題です。

参考過去記事:
福島県で行われている甲状腺検査(がん検査)の「過剰診断」問題。弊害が大きく、早急な見直し・終了を【追記あり】

https://otokitashun.com/blog/daily/22654/

すでに因果関係はないと科学的には結論が出ているにもかかわらず、いまだに甲状腺の全員検査を継続していることは「過剰診断」の弊害が大きく、また風評被害にもつながっています。

この事業は国では環境省の所管となっているので、まさに小泉進次郎環境大臣がイニシアチブを発揮するべき政策課題です。

処理水への対応が決定するタイミングで、ぜひこちらも検査も「全員から希望者のみへ」などの切り替えを決断していただけるよう求め、引き続き提案をして参ります。

それでは、また明日。

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おときた駿
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