議員パス(JR国会パス)の不正使用を防ぐ、シンプルな方法を提案します。山尾志桜里議員の事件を受けて

こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

国民民主党・山尾志桜里議員の「議員パス」不正使用疑惑が話題になっています(他にも色々あるのですが、とりあえず置いておきます…)。

「議員パス」とは国会議員に配布される鉄道乗車証で、これを改札で見せるだけで新幹線を含むすべてのJR線が無料で乗車できるというものです。

過去記事にも書きましたが、こちらは1枚あたり(国会議員一人あたり)80万円/年が国会からJRに支払われており、当然にその原資は税金ですから、その使用用途には高い倫理性が求められます。

これをマッサージに行く時や、人と私用(?)で会う際に使っていたということで、山尾志桜里議員は今後は都内の移動においては議員パスを使わないことを表明されています。

そもそも議員の活動というのはどこからどこまでが政治活動なのか。判別がつきづらいので、こうした曖昧な使用方法は氷山の一角ではないかと思われます。

そこで、こうした曖昧な使用用途を防ぐシンプルな改善策を提案したいと思います。

現行の紙の議員パスをICカードにして記録を残し、その記録を定期的に公開すること。

簡単ですね!シンプル・イズ・ベスト。今の技術であれば、そこまで難しいことではないでしょう。

使用頻度や行き先について、完全公開されればあとの判断は有権者に委ねられます。

ただ、書いてて思いましたが、弱点がありました。

それはICカードで入場しないで、わざわざ駅員に見せて通る使い方をする人の行動をトレースできないという点です…!

うーむ、完璧な仕組みというのはないものですな。でも新幹線の購入記録を公開するだけで(これはチケットを購入する時にデータを残せば逃げられない)、大きな金額を要する移動については完全に把握できるのではないでしょうか。

ちなみに私も山尾議員と同様、都内在住の議員ですが、そもそも都内の移動で議員パスは一切使ってないです。

ただ、それは正直「公私の区別をしっかりつけるため」とかそういう高尚な理由ではなく…。

当選した直後は公務の時にちょっと使ってみたりしたのですが、議員パスで入ったことを忘れて出口の自動改札機で引っかかる事態が頻発したり、駅員の窓口(たまに混んでる)を通る時間が惜しかったり…

という手間暇を考えて、そしてうっかり私用の時に使わないようにということもあって、自然と長距離移動以外は使わないようになりました。

もちろん、公務であれば使って良いと思うのですけどね。。

色々と考えることが多かった1週間でありますが、他山の石として活動をしてまいりたいと存じます。

それでは、また明日。

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