情熱を失わない限り、夢は続く。早稲田祭でも、人生でも。

※毎年恒例の早稲田祭エッセイです

「早稲田祭に行ってみろ、青春のすべてをそこに置いてきた」

と有名な海賊王が言ったとか、言わないとか。

「早稲田祭ってなんだ」
「自分たちは何をするべきか」
「俺たちで日本一の祭りを創るんだ」

運営スタッフとして、飽きることなく考え続けた日々。

学生会館が閉館した後、正門前で大隈講堂を見上げながら何時間でも語り合った。文字通りに、青春のすべてを注ぎ込んだ。

「俺より早稲田祭のことを考えてるヤツなんていない」

そんな慢心は木っ端微塵に打ち砕かれて、副代表選挙に落ちた。局長選出も負けた。

二度とあんなことは味わいたくないと思っていたけれど、今年北区長選挙で落選して、敗北感とともに自分の不甲斐なさと原点を思い出す。

でもそこからがスタートで、情熱を失わない限り夢は続いていく。早稲田祭でも、人生でも。

18年連続、18回目の来場となる早稲田祭。

「コンセプトをもっと練れるはずなんだよ」
「俺たちのときはこうだった」

と論評しながら、後輩たちが創り上げた素晴らしい祭りにニヤニヤしながら会場を後にする。

SNSでこういうTweetを見かけて、我がコトのように嬉しくなる。そんな最高のイベントが毎年あることが、青春を費やしたご褒美なんだと思っています。

あのときは悔し涙で終わった結末を、今度はハッピーエンドにしてみせる。

祭りの後にロータリーで号泣していた過去の自分に、「お前のその想いは無駄にならない」って伝えに行く。

そんな青臭いことを本気で思わせてくれる、最高の早稲田祭をくれた後輩たちに、今年も心からの感謝を。

ありがとうございました。

あのときの熱量をそのままに、誇りを持って前に進みながら、また来年もここに来ようと思います。

18回目の早稲田祭に、限界までの愛を込めて。
音喜多 駿

関連過去記事:

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「夢は叶う」なんてシンプルなことを、やっぱり自分は早稲田祭から学んでいく / 2017
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