※毎年恒例の早稲田祭エッセイです
「早稲田祭に行ってみろ、青春のすべてをそこに置いてきた」
と有名な海賊王が言ったとか、言わないとか。
「早稲田祭ってなんだ」
「自分たちは何をするべきか」
「俺たちで日本一の祭りを創るんだ」運営スタッフとして、飽きることなく考え続けた日々。
学生会館が閉館した後、正門前で大隈講堂を見上げながら何時間でも語り合った。文字通りに、青春のすべてを注ぎ込んだ。
「俺より早稲田祭のことを考えてるヤツなんていない」
そんな慢心は木っ端微塵に打ち砕かれて、副代表選挙に落ちた。局長選出も負けた。
二度とあんなことは味わいたくないと思っていたけれど、今年北区長選挙で落選して、敗北感とともに自分の不甲斐なさと原点を思い出す。
でもそこからがスタートで、情熱を失わない限り夢は続いていく。早稲田祭でも、人生でも。
【早稲田祭2019、閉幕】
早稲田祭2019の全ての企画が終了いたしました。
早稲田の地が早大生の、そして来場者のみなさまの時めきであふれる年にたった2日間の祭。たくさんのご来場、ありがとうございました! pic.twitter.com/KlEQtiRwfa— 早稲田祭 (@wasedasai) November 3, 2019
18年連続、18回目の来場となる早稲田祭。
「コンセプトをもっと練れるはずなんだよ」
「俺たちのときはこうだった」と論評しながら、後輩たちが創り上げた素晴らしい祭りにニヤニヤしながら会場を後にする。
6回目の早稲田祭????️????
受験生だったり、ステージで踊ったり、屋台出店したり、パレード歩いたり、今年は皆の晴れ姿見に行くだけど、本当に何回行っても飽きない!この雰囲気だいすき!早稲田祭行ってなかったら早稲田目指してなかったもん!
(去年はtiktok、今年はTaimeeの袋持ってる人で溢れてる) pic.twitter.com/bH11jYzZkW
— 東 莉緒 / Rio Azuma (@rio310mink) November 3, 2019
SNSでこういうTweetを見かけて、我がコトのように嬉しくなる。そんな最高のイベントが毎年あることが、青春を費やしたご褒美なんだと思っています。
あのときは悔し涙で終わった結末を、今度はハッピーエンドにしてみせる。
祭りの後にロータリーで号泣していた過去の自分に、「お前のその想いは無駄にならない」って伝えに行く。
そんな青臭いことを本気で思わせてくれる、最高の早稲田祭をくれた後輩たちに、今年も心からの感謝を。
ありがとうございました。
あのときの熱量をそのままに、誇りを持って前に進みながら、また来年もここに来ようと思います。
18回目の早稲田祭に、限界までの愛を込めて。
音喜多 駿関連過去記事:
早稲田祭, I love you. / 2013
http://otokitashun.com/blog/daily/1823/青春のど真ん中にあって、誰にも譲れないもの。早稲田祭 / 2014
http://otokitashun.com/blog/daily/4889/欠点だらけな私の夢を支えるもの、早稲田祭。 / 2015
http://otokitashun.com/blog/daily/9344/裏方の美学。何よりも大切なことを教えてくれたのは、やっぱり早稲田祭だった / 2016
http://otokitashun.com/blog/daily/13227/「夢は叶う」なんてシンプルなことを、やっぱり自分は早稲田祭から学んでいく / 2017
https://otokitashun.com/blog/daily/16467/早稲田祭。ただそこにあり続けて、続いていくことの偉大さを。 / 2018
https://otokitashun.com/blog/daily/19173/