こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
「音喜多さんって、どんな人生を送ってきたらそういう人間になるんですか?」
とディスってるのか褒めてるのかわからない質問を良く受けます。ぬーん。
まあ色んな要因はあるんだろうなと思いますが、間違いなく私の人格形成に多大なる影響を与えたイベントの1つが「本庄早稲田100キロハイク」であります。
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「早稲田精神を高揚させるため」という狂った理由で、早稲田本庄から早稲田大学の本部キャンパスまでの100キロ超の距離を行軍する謎イベント。
「いや、ただ歩くだけでしょ。楽勝じゃんw」
とか思えるのは最初の30キロくらいで、舐めてかかった早大生が次々とリタイアするのを尻目に、先頭集団は血走った目で約100キロ歩いた後に、校歌を熱唱しながらゴールの大隈講堂を目指して全力ダッシュ。
ラストはトップの名誉を獲るために文字通り血みどろの殴り合いまでする年もあるという、まさに狂気の宴であります。
これに単に参加して完歩するだけでは飽き足らず、社会人だった2009年・25歳の時に、100キロ超の駕籠を運んで大名行列するという挑戦をしたんですよね。
その当時のブログがこちらである。
【前編】本庄早稲田百粁行脚 駕籠大名行列始末 -序章-
【第二夜】本庄早稲田百粁行脚 駕籠大名行列始末 -本章(前)-
【第三夜】本庄早稲田百粁行脚 駕籠大名行列始末 -本章(後)-
【第四夜】本庄早稲田百粁行脚 駕籠大名行列始末 -終章-内輪ネタがあるので読みづらい部分もあると思うんですが、いま読んでも我ながらマジで面白い。傑作である(自画自賛)。
過去ブログは高度に政治的な事情によりほとんどを非公開にしてあるわけですが、昔の私の文章の切れ味はんぱねえな…2021年の価値観ではポリコレ的にアウトな表現ばっかりですけど。。
もとい。
で、興味ある方は上記リンクから飛んでほしいんですけど、これがマジで辛かった。100キロの行軍を、「駕籠」と仮装というハンディキャップを伴いながら、体力も歩くペースも違う集団を率いて一定時間内に無事にゴールする。
なんつーか、リーダーシップのすべてが試されるようなミッションだったわけですよ。はたから見たら100%アホなことやっているだけなんですけど。
事前準備の大切さ。臨機応変な判断と決断力。仲間を思いやる気持ちに、優しさと厳しさ。そして何よりも、リーダー本人に求められる圧倒的な覚悟と体力。
この成功体験(?)が、いま私が大切なことを判断するときの材料になっていることは間違いありません。
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そんな100キロハイクも、残念ながら昨年・今年とコロナの影響で延期・不開催が続いているようです。本当に残念。
早稲田祭と並び、私の人生と価値観を変えた一大イベント。コロナを収束させて一刻も早く再開できるよう、私も100キロハイカーのプライドを賭けて引き続き尽力をして参ります。
それでは、また明日。