こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
横浜市長選 立民推薦の山中竹春氏 当選確実 小此木氏ら及ばず
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210822/k10013216971000.html政界が大注目していた横浜市長選挙は、いわゆる「ゼロ打ち(20時ちょうどに当確が出る)」で立憲推薦・共産支持の山中候補が当選となりました。
まずは選挙戦を闘ったすべての候補者と陣営の皆さま、お疲れ様でした。
選挙戦のスタート前は、菅総理が全面支援をする小此木候補がわずかに有利とされていたものの、感染拡大の影響もあって選挙戦スタート後から徐々に差が開き始め。
後半はバンドワゴン効果(勝ち馬に乗る現象)もあり、圧倒的な差となった印象です。
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早くも菅総理の責任論が噴出する一方、政界の玄人筋では「なんだかんだで『菅降ろし』は起きないだろう」という見方も根強いようです。
結局、誰が首相をやっても苦しい局面、「顔」を変えたところで選挙は厳しい。
新総理も選挙で惨敗をして超短命政権に終わる可能性もあり、そんな「渦中も栗」を拾いたい人は本心ではいない。
だったらここは菅総理のままで「負けを最小化する」方法を考えて、乗り切った方が無難である。
というのが「菅総理続投論」のロジックで、まあそれなりに説得力はある気もしますが、そんな生ぬるい流れで収まる局面なんでしょうかね…。
むしろ菅総理が総裁選に出ないで勇退される説なども流れてきており、「有力派閥が支えている限りは安泰」というのも、裏を返せば一つの派閥が手のひらを返せばその瞬間に瓦解することを意味します。
どんなに厳しい局面であろうと、いやむしろ難局でないと「自分の出番が回ってこない」と思うプレイヤーもいるでしょうし、総裁選は(まあ小池百合子さんがどう動くかも含めて)百鬼夜行になる可能性の方が高いんじゃないかと個人的には思います。
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いずれにしても、感染症対応への施策で菅総理や自民党への不満が高まる反面、決して他の政党に期待が高まっている状況ではありません。
今回の市長選挙に維新は残念ながら絡むことができませんでしたが、自民党に代わる選択肢としての存在をPRできるよう、まもなく発表される政策集などを練り上げて準備を進めてまいります。
それでは、また明日。