松戸市3月議会に、令和11年までの総合計画(地方自治体が総合的かつ計画的な行政運営を行っていくための基本となる計画)が、上程されました。 この総合計画期間中の松戸市財政の見通しについて、関根ジローの代表質問によって「令和11年には約72億+αの赤字」に陥ることが明らかになりました(議事録を転載します)。 「+αの赤字」というのは、焼却施設の老朽化による焼却施設建設(一般的に松戸市規模の人口の焼却施設を建設する場合には事業費は約300億円前後必要)が挙げられます(本郷谷市長による不可解な現焼却施設稼働延長※1により、令和11年までの財政見通しに新焼却施設建設費用が盛り込まれていない(財政見通しが悪化しないように見せるために、あえて先延ばしした?))。 このように財政見通しが厳しい要因は、本郷谷市長が掲げる多額の事業費を要する大型事業※2が原因です。 しかしながら3月議会に本郷谷市長は、総額232億円の費用(JRと松戸市の負担割合はこれから協議※3)がかかる「新松戸駅に快速列車を停車させるための調査費用約1000万円」を計上しました。松戸市に財政的な余力があれば「新松戸駅への快速列車の停車」は推進すべきですが、前述の通り「令和11年には72億の赤字であり、且つ、加えて新焼却施設建設に約300億円必要」である松戸市財政の見通しのなかで、総額232億円の事業は当面の間、断念せざるを得ないとの思いから、関根ジローは所属する会派「立憲民主党」は、連携する「政策実現フォーラム」と、「新松戸駅に快速列車を停車させるための調査費用約1000万円」を削除すべきと3月議会で主張しました。 今年6月に市長選挙が行われますが、その市長選挙を見据えた本郷谷市長の松戸市財政上できっこない大風呂敷は、批判されるべきです。 ※1 関根ジローブログ「和名ケ谷クリーンセンター稼働延長問題について~市議会として『新焼却施設建設に関する決議』を可決~」https://ameblo.jp/sekine-jiro/entry-12665306707.html 関根ジロー『和名ケ谷クリーンセンター稼働延長問題について~市議会として「新焼却施設建設に関する決議」を可決~』松戸市では、老朽化による和名ケ谷クリーンセンターの令和11年の稼働停止と、新焼却炉建設に向けて「新焼却施設基本構想策定業務委託」を約2000万円の予算計上し、…ameblo.jp ※2 多額の事業を必要とする大型事業とは「市役所移転を前提とした新拠点ゾーン開発」「市による赤字のマンション建設を伴う新松戸駅東側区画整理事業」、その他です。 ※3 一般的に自治体からJRに請願した場合には、事業費のほとんどを自治体が負担することになります。今回のケースが松戸市の請願に当たるのかどうかは、本郷谷市長は明らかにしていません。 ↓↓↓ ◆質問:関根ジロー令和11年までの財政見通しについて、企業会計を除いた市債残高推移と、基金残高及び財政調整基金残高の見通しをお答えください。 ◆答弁:松戸市次に、令和11年度末までの企業会計を除く市債残高、及び基金の推移の見通しについてですが、市債残高の令和11年度末の見込みは、1580.9億円を見込み令和4年度と比較して277.4億円の増続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』