今週、私、官房長官が議長を務める農林水産物・食品の輸出拡大のための輸入国規制への対応等に関する関係閣僚会議において、農産品輸出を一元的・戦略的に推進するための「司令塔組織」を設置することを決定しました。安倍政権では、農業改革、なかでも農産品の輸出を、「成長戦略」と「地方創生」の重要な柱の一つとして取り組んできました。政権発足前は年間約4500億円だった輸出額は、昨年には9000億円を超え、年間1兆円の目標が手に届くところまできています。一方で、輸出が急増するにつれて、行政上の対応の遅れが指摘されており、大きな可能性がある我が国の農産品輸出が滞る事態は早急に解消する必要があります。例えば牛肉は、過去3年で輸出額は倍増し、WAGYU(ワギュー)ブランドも世界で通用し、今後も大きく輸出を伸ばすことができる品目です。しかし、巨大市場である米国向けに輸出が認められている施設は3年半もの間、10か所から増えずに停滞していました続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』