秋の台風シーズン到来を前に、利根川水系の「須田貝(すだがい)ダム」を視察しました。全国には、国土交通省所管の570の洪水を防ぐための多目的ダムがありますが、経済産業省や農林水産省が所管する発電用や農業用の900のダムはこれまで洪水対策に使われていませんでした。昨年の台風19号をきっかけとして、縦割り行政の弊害を排除して、こうしたダムの水量を洪水対策に活用できるよう見直しを行いました。現在、全国の約100の国が管理する1級水系について調整を終えました。その結果、この利根川水系に50年間、5000億円かけて新設された八ッ場ダム50個分の洪水対策の水量を、費用をかけずに全国に確保することができました。この利根続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』