ところが、小池知事は就任以降、予算規模を膨張させております。都債残高は漸減傾向にあるものの、基金も取り崩されており、来るべき社会経済状況の変化に備え得るものではありません。
さらに、閉館した国立児童館「こどもの城」の建物と土地を国から買い取る600億円余りの予算が組まれていますが、生涯学習施設「都民の城」構想は拙速で、再整備・ランニングコストも明示されず、屋上屋を重ねるベンチャー支援事業等認めかねます。
そこで、「東京大改革」の変質を厳しく指弾する立場から一般会計予算に反対したものです。合わせて、かねてから指摘をしているにもかかわらず水道局・関連団体では不祥事が続出、その体質が悔いても改まらぬため水道事業会計予算についても反対致しました。
なお、東京都議会においては、一人会派は予算特別委員会には任期中、一度も委員になれない慣例があります。私はこの度、小池知事への質疑の機会を求め、委員外議員の発言を石川良一委員長に求めましたが、怒号が飛び交い議事が混乱する中、一顧だにされることなく、認められなかったことは、議員の質問権を奪うものとして、到底許されるものではないということを指摘しておきます。
【虐待防止条例は条件付きで賛成】
東京都子供への虐待の防止等に関する条例は、児童虐待の防止等に関する法律に規定する地方自治体の責務を踏まえ、子どもを虐待から守ることに関する施策の基本となる事項を定めることにより、子どもを虐待から守る環境整備を進め、子どもの権利利益の擁護と健やかな成長に寄与することを目的として、子どもへの虐待の防止への理解を深め、社会全体で虐待の防止に関する取組を一層推進するものです。
子どもを権利の主体とする基本理念に立ち、警察との情報共有など、昨年の目黒区虐待死事案以来、私どもが訴えてきた事項がパブリック・コメントを経て、盛り込まれた点は、大いに評価するものです。ただし、保護者への啓発・訓示に留まり、学校内虐待、施設内虐待への視点を欠くなどの課題が散見されます。これらの点の検討をもとめつつ、一刻も早く虐待死を根絶する立場から、賛成いたしました。
【都庁における脱官僚を進めよ】
東京都職員定数条例の改正条例により総数689名増員となります。児童相談所の虐待対応専門職をはじめ、行政の諸課題に対応し、都民福祉の向上に資する人材の確保が求められます。適正な定員管理と適材適所により、スマートかつ強靭な職員機構を求めます。公権力を行使する行政職員は、法令順守を旨とし、行政手続きにおける適正さとホスピタリティを併せ持つべきであることを留意しつつ、賛成いたしました。
東京都議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例については、共同提案致しましたが、否決となり、大変遺憾です。
【お姐総括!】
▲自由を守る会さんのへあや江東区地域政策委員
▲同新庄みすず渋谷区地域政策委員
▲同白川愛目黒区地域政策委員
自由を守る会は、今後とも二元代表制のもと、是々非々で都政に取り組むべく、引き続きブレず「税金の無駄づかい、不正・癒着天下りを許さない!」改革を推進すべく、今春の政治決戦においても、取り組みをさらに一層、進めてまいります。
平成最後の、自由を守る、地域のことは地域が決める花のお江戸の大合戦!さお立合いです!
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