2020 ハタチの君へ。

本日は江戸川区の成人式でした。

小松川地区604名、区民課(中央あたり)1,476名、小岩地区941名、鹿骨地区591名、葛西3,017名、東部地区1,022名、外国人800名を含む総計7,651名が江戸川区では成人を迎え、斉藤区長の話によれば都内第2位の人数とのことです。
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▲会場からあふれる成人の皆さん

ことに、お姐の住む葛西地区の人数の多さは圧巻です。
この地域で、次男が誕生した1999年に江戸川ワークマムを設立し、以来20年間子育て支援を続けてきました。今年は、その次男も成人式を迎え、長男の時に引き続きまして他の都議会議員の皆さんのご配慮で私が祝辞の栄を賜りました。
折しも1月11日には、台湾総統選挙が行われ投票率が74.9%でした。
台湾の自由を台湾の人々が自らの意思で選択しようとしたからこそ、そして間違いなく若者も投票したからこそ、選挙が盛り上がったのだと思います。本当に素晴らしく羨ましかったです。
投票に来ないのは若者のせいではなく、ロクな候補も議員もおらず(失敬!)、すっかり政治不信にさせた、これまでの「政治屋」のせいです。

本当の政治は、名もなき人々の命と人生と自由を守るもの。

やんちゃな子も多い江戸川区ですから、わかりやすく楽しくて退屈しない「お姐節」そのままに、そんな思いを込めてご挨拶をさせて頂きました。ここに全文を紹介させて頂きます。

【ハタチの君へ】
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1999年、2000年生まれの成人の皆様、令和初めて、そして2020年オリンピックイヤーに一生に一度の成人式を迎えられますこと、心よりお祝い申し上げます。

私の子ども達も、船堀の保育園、小学校、葛西の中学校、地元の野球チームでお世話になりました。一緒に、兄弟のように育った仲間達も、きっとこの会場にいることでしょう。

夜中の高熱で、医師会に駆け込んだあの日。葛西地区の家族の声が届いて、今は一之江にも医療センターが出来ました。

一点に一喜一憂した臨海球場。お母さんたちは、試合に打ち込む子ども達を応援したくて麦茶当番頑張りました。

白熱の運動会紅白対抗リレー戦。ころんじゃったあの子の悔し涙、みんなが励ましていた姿にもらい泣きしました。

この20年を振り返ってみると、一人の母親として、区議会議員として、都議会議員として、オレンジTシャツで駅に立ったり地域をママチャリで駆け回ったりしながら、皆さんを小さいころから見守ってきた事ばかりが思い出されます。
そんな皆様の晴れ姿を見ると胸がいっぱいになります。
本当に、おめでとうございます!

【成人に感謝すべきは大人の方】
皆様は、成人したんだから、親に感謝しなさい、と言われると思います。それはそれで間違っていません。
でも、私は、私達大人も親も子ども達に育ててもらったこと、教えてもらったことが沢山あって、感謝するのはこちらの方だと思っています。

大人より、子どもや若者のほうが
ずっとずっと、おかしいことはおかしい!と感じる力、正義感が強いものです。
困っているお友達を見ると、何かしてあげたいと思いやる心が強いものです。
あなた達から、私達おとなは、失いかけていた人として大切なものをいつもいつも気づかせてもらったものです。

さて、今年は、大変おめでたい東京五輪大会が開催される、一方2020年は、戦後75年の節目でもあります。新国立競技場が最近完成しましたが、戦時中昔の競技場で壮行会が催され、皆さんと同年代の学生達が戦地へと送り出されました。旧制高校生だった私の父も学徒出陣する大学生の兄さんを見送りに行ったと聞きました。先の戦争では、オリンピック選手や野球選手も含め多くの若い命が戦争によって奪われてしまいました。若者の無念さ、理不尽な思いはいかばかりだったでしょうか。

この世の中は、理不尽なことが多く、一生懸命に頑張っている人がなぜ、我慢を強いられなければならないのか…

なすすべもないことが多くて、だんだんと勇気や、正義感や、思いやりを手放してあきらめていく、それが大人になることなんだと自分を納得させてしまう。長いものに巻かれる方が得だといつしか覚えていってしまう…。

私は、「それは違う!今のままの皆さんの感覚が正しく、崇高で、かけがえのない宝物をもっていますよ」と大きな声で伝えたいです。

【理不尽のないのびのびと自由な世の中へ】

理不尽をゆるさない。
不公平をゆるさない。
困ってる人をほっとかない。
いざという時は勇気をもって動く


生きづらい世の中を変えるのはいたってシンプルです。
ひとりひとりがこの宝物を持ち続けていくことです。

昨年末の人気ドラマ「同期のサクラ」の主人公北野桜の相手が権力者だろうとなんだろうと食って掛かる忖度しない不器用な生き方とそれを支える同期の仲間。じっちゃんの名言「勝ちより価値だ」が日本中の共感を呼びましたよね。

忖度しない人が一人だけだと、袋叩きにあってしまうかもしれないけれど、ここにいる会場のみんなが同期の桜。仲間がいれば怖くない。
2020成人式組の力で、長いものにまかれて、人の勇気を踏みつけ、忖度ばかりする人を絶滅させて、一人一人の人生が大切にされるのびのびと自由な江戸川区を、東京を日本を作っていってください。
一羽の蝶のはばたきがタイフーンを巻き起こすバタフライ効果のように、そうすれば、世界が変わります。
あなたたちにはそれが、できます。

最後に、元気に立派に、周りを幸せにしてくれて、ダメな大人にカツをいれながら成長してくれて、ありがとう、本当にありがとう!
いつの世も世の中を変えるのは、やんちゃな人。お楽しみはこれからです!

いつも、いつも応援しています。
成人まことにおめでとうございます。

【お姐総括!】
保育園待機児童問題で苦労し、第二子の2号君を授かったときに、もう同じ思いを後に続くお母さんたちにさせたくない!と江戸川ワークマを立ち上げて20年。
2号君の誕生は、そのまま、母であるお姐の、理不尽をなくし、自由を奪還する長い旅の出発でありました。
彼が小学校に上がる頃に江戸川区議になり、忖度しない発言で議会で孤立、孤軍奮闘しながら江戸川区議会史上初めての一人会派の予算・決算の質問権をもぎ取り、そしてフリーランスなのになぜだか常に政局に巻き込まれ、選挙選挙で、気が付いたらハタチになっていたというバカ母ここにあり(反省)。
手はかけてあげられなかったけれど、いつもいつも、心の目をかけていました。

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▲お姐の大好きな赤ちゃんの頃の2号君の写真

同じようにお姐が江戸川区の東京の、日本の子ども達は全員自分の子どものように思おうと今日まで議員として活動をしてこられたのも、二人の息子たち、彼らを通じて知り当たった母親・父親仲間のおかげです。本当にありがとうございました。

会場では、見知った子ども達の振袖姿、スーツ姿、ママ友の笑顔にスピーチ前から涙腺が崩壊しそうになり、なんとか泣かずにやりきって、おわりの「ふるさと」合唱で涙腺が崩壊したお姐でした。
成人の皆さんも、他県等で例年報道されるような暴れる子は今年もおらず、礼節をもって静かに祝辞に耳を澄ませてくれました。お姐の思い届いたかな?
2号君はきっと同窓生たちとの楽しい夜を今夜は過ごすことでしょう。
君たちの未来と自由を守るためカアチャン議員は、世の中をかえてバトンを渡せるよう、「闘う母性。」もちっとがんばりますぞ!

☆お姐、カーチャンパワーで江戸川を元気にしてきたな!次は東京、日本だ!という方↓お願いします!☆

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