小池知事。さっさとPCR検査実施と件数公表を

緊急事態宣言が政府により延期が発表され、それに合わせた東京都対応も順次明らかになってきております。「一時は1日当たり700名近くまで増加をした全国の感染者数は、足下では200名程度、3分の1まで減少しました。これは、私たちが終息に向けた道を着実に前進していることを意味します。」
と安倍総理も冒頭おっしゃっており、世界各国の死亡者は日本と比べて桁違いに多いことからも一定の成果を出されているものとは思っております。
一方、検査実施の賛否両論もあって議論が続いてる中、国民、都民が置き去りにして遅々として先の見えないのはPCR検査の悉皆実施ではないでしょうか?

本日も

新型コロナ 政府、PCR検査陽性率把握できず 全国集計基準なし (毎日新聞)
の記事中
「陽性率の算出に不可欠な「分母」(新規検査人数)と「分子」(陽性者)を全国的に把握する仕組みが存在しない。厚生労働省が求める報告に、12に及ぶ県が応じていない実情もある。」
の部分がワイドショー番組で度々取り上げられてました。
PCR陽性者数
▲本日の陽性者数(厚労省より

宮坂学副知事鳴り物入りのオープンデータを公表している都内の東京都の最新感染動向についても、どの番組でも「毎回見るとがっかりする。」「東京都の新規検査人数が出ていない。」とお叱りの声が出ておりまして、「都道府県」ではなく「都県」というと、つまり、大阪府や北海道はできているのに東京都はできていないということで、身がすくむ思いで聞いておりました。

お役所仕事、官僚主義って分母も出さないで数字だけだして、大丈夫だ!とか言いがちて、議会人としてずっと、その数字の出し方とは闘っておりますが、時は世界中の「国難」。

知事副知事
▲今日を知らず「TOKYO Data Highway基本戦略」を嬉々として掲げる小池知事と宮坂副知事

「5G Tokyo」だの「TOKYO Data Highway 基本戦略 」だのぶちあげてる小池知事のお膝元首都東京が、オープンだのビッグだのはいいから、まずは基本的な数字すなわち「分母」を教えてよ!というのが都民の素朴な感情であろうと、いたく納得したのでございます。

そんな都民の皆さまから、お姐のところへは、ネットで検索されて「自分の選挙区の議員ではないが彼女なら解決してくれそうだ」と、とオール東京で相談が度々舞い込んでまいります。

今回もとある自治体のワーキングマザーでかつて経験したことのない体調不良を感じSNSのメール機能を利用されてご相談が舞い込みました。そのリアルなやりとりを見れば、いかに「やってます」「がんばってます」的大本営発表と、個別対応との乖離、裏腹の実態が見えてきたので、ご本人の快諾を得ましてやりとりを公表させて頂きます。

【かかりつけ医にまず相談と言われても…】
4月30日(木)午前中
以下のメッセージがお姐のもとに届いたのです。

悩めるママ「こんばんは。もし知っていたら教えてください。昨晩から7度から7度5分を行ったり来たりしています。今朝は下がってました。月曜日の夕方ずぶ濡れになって会社から帰宅したのが原因かもしれません。まわりに体調不良や感染してる人はいないのですが、念のため病院で診察しておこうと思います。休みが続くので。どこの病院にかかったらよいか等、知っていたら教えてください。
コロナが疑わしい場合は、かかりつけ医にと言われますが、私は耳鼻咽喉科か、小児科くらいしか行ったことないです。」

*****
これまで、東京各地で、「地元の医者が診てくれない、断られた」「保健所の電話がつながらない。」「やっとつながっても、自分で診てくれる町の医者を探せ」と言われたなど多くの声がお姐の元に届いておりました。

このような現状をふまえて、東京都医師会が「医療的緊急事態宣言」を発して以降、東京都と東京都医師会、区市町村と区市町村医師会は、より強固な連携を組んで、地域住民をたらいまわしにしないような対応を用意していきました。
医師会と協定を結ぶ自治体も増えてきており、少なくとも医師会所属の医師であれば、コロナ疑いのある患者についてスムーズに対応できる病院の紹介あるいはPCR検査の実施の依頼をするという認識は共有できておりました。
そこで、相談者の通っている耳鼻科を調べ医師会所属であることを確認致しました。
****

お姐「今都は医師会と連動してコロナ対策に応じておりますので、まずは耳鼻科医に相談してみて下さい。医師会所属ですから診察拒否はできないはず。もしもされた場合医師会へ電話されてください。体調が急変したらお姐にすぐにご連絡を。」

5月1日(金)
ママ「午後一番で行って参りました。日中は平熱になったり微熱になったりと、上がったり下がったりの繰り返しでした。薬は全く飲んでいません。
耳鼻科医先生、診察してくれました。喉をチラッと見るだけでしたけど。今はまだ、何とも言えないので、症状悪化したら、また来てください。と言われました。薬局では、この界隈コロナだと思われる人たくさん来てます!もう、いつうつってもおかしくないです。郵便物や新聞なんでも可能性あるとのこと。息苦しさなど、変わった症状が出たら迷わず大きな病院行った方がいいですよ!って言われて帰ってきました。しばらく自宅待機で、様子見てくださいと言われました。」

お姐「一応診察して下さって良かったです。しかしながら、症状悪化の判断が難しいですよね。」

と、返事をするとともに
緊急性の高い症状
NHK「軽症患者 緊急性高い13症状のリスト公表 厚労省 新型コロナ」
こちらの情報を提供しました。

ママ「出産してから、アデノウィルス、手足口病、おたふく、溶連菌等、子どもがかかりやすい病気にたくさんなりまして、子ども達はケロっとしてるのに、私は入院寸前まで何度かいったので、慎重に様子を見ていきます。薬局の方と病院の先生の温度差も感じました。薬剤師さんのが親身に対応してくださいました。自治体独自で始めたというPCR検査は何のためにあるのでしょうか?」

お姐「薬剤師さんの倫理感は強いですね。おかしな薬の処方すれば医師に対して疑義照会もできるんです。」

ママ「PCR検査施設があると知っていても、今の段階で、このような症状がでたら、ここへ行くと分かっていれば安心なんですが。」

お姐「コロナ患者入院対応をそちらの自治体では××病院でされているので、耳鼻科医師に紹介状を書いてもらっていはいかがでしょうか。地域の開業医が、コロナ対応病院やPCR検査の紹介予約をしていただけるはずです。」

ママ「ありがとうございます。助かります。明日も、熱が続くようだと本格的に疑いが。悪化してからじゃないとって言ってる間に連休になってしまいます。夜になると7度5分くらいになります。」

お姐「深夜どうしてもおつらかったら医師会の夜間診療に電話してみてはいかがでしょうか」

ママ「ありがとうございます。これだけ、たくさん情報を頂ければ少し安心です。今は7度2分で、何も変わりないです。このまま、何もなく落ち着くといいなと思ってます。」

お姐「随時連絡下さいませ!」

ママ「はい。完治するまで、報告を続けさせて頂きます。」

【そして病院での診察へ】
5月2日(土)午前
お姐「今日は体調いかがですか?」

ママ「こんばんは。今朝は6度5分から始まりました。日中は7度くらい上がったりもしましたが、この季節は体調崩しやすくなんとも言えず。特にコロナを疑うような症状は出ていません。今は6度7分で変わったことはないです。聞いて頂き、ありがとうございます」

お姐「良かったです。しかし、くれぐれお大事にされてくださいませ。女性は季節の代わり目は心身バランスくずしますので、休むことが仕事ぐらいに割り切って下さいませ」

ママ「そう言って頂けるだけで、ついつい無理してしまう、私には嬉しいです。今はPTA、地域の子ども活動もお休みなので、目一杯、お休みします。」

5月3日(日)
ママ「おはようございます。お休みの日に失礼します。今朝は7度4分から始まり今は7度2分です。夜中に喉の奥が激痛で肺や胃、背中のあちこちが痛くて、眠りに入る瞬間、息苦しくなり、熟睡感があまりなく、ウトウトした感じです。熱が出た時から、肩凝りが酷いです。
起き上がっていると苦しさは全くないです。鼻の奥が詰まってるような感じで匂わないわけじゃないけれどいつもと違うのはハッキリ分かります。水曜日の夜からなので、しんどくなってきました。」

お姐「それはすぐに、電話してください!」

と、彼女の自治体の相談先をお伝えするお姐。
ママ「限界きたので、医師会電話したところ、××病院を紹介されました。」

お姐「良かったです!なんとしても食い下がって検査と診療をお願いしてください。」

【PCR検査叶わず!様子見へ】
同日午後

ママ「すいません。
PCR検査受けられませんでした。」

お姐「なんと!!!なぜですか??」

ママ「レントゲン、血液検査、酸素濃度に異常がないので!と言われました。
もう少し症状が悪化してから、じゃないと無理と。後、検査したところで薬があるわけじゃないし。と言われました。今、薬を待ってます。喘息の持病がある息子がいるので!とお願いしたんですが、皆が皆、検査をすることはできないと」

お姐「それが実態なんですね!この後具合が急変したらどうすべきか何かおっしゃってましたか?」

ママ「また、具合が悪くなったら、近くの病院へ!と言ってましたが、急変したら?と伺ったら、受け入れができるようならします!って。電話くださいと。」

お姐「まずは、体調急変した場合××病院が受け入れてくれそうなのでほっとしましたが、しかし、こんなに検査やってなくて、最小限に抑えてるという政府の見解にご批判があっても仕方ない状態ですね。自治体の独自検査も始まっているというのに実際は韓国のようなドライブスルー検査に至っておらず、議員として申し訳ない思いです。」

ママ「ありがとうございます。PCRは最悪の時点まで出来ないみたいです。では、どうしたら?と聞いたら今より悪くなったらですかね?との事。」

お姐「様子見で、先ごろお茶の間で人気を博した女優さんも命を落とされたのに…。病院は余裕はなさそうでしたか?」

ママ「私だけのように見えました。全然バタバタしてませんでしたよ。7度5分じゃダメみたいですね。8度超えないと。症状あってもPCR出来ないで東京は今日、何人出た!ってあの数字に意味ないと分かりました。」

お姐「悪化するか、コロナと結果が出た人と接触しないと検査が出来ないで、今の状況が良くなるとは思えないです。本当に申し訳ありません。具合悪くなったら迷わず××病院へ連絡をお願いします。」

ママ「いえいえ。自分の体は自分が一番良く分かります。出産してから、アデノウィルス、おたふく、手足口病、溶連菌、インフルエンザ、ありとあらゆる病気を子ども達からうつってきたので、これがいつもと違うってのは自分が一番分かるんです!って病院で言ってみました。そこで返ってきたのが、それなら検査結果にこだわらず、自宅で安静にして、悪化したら来てください!と。確かに今、病床が足りてないのは分かりますが、不安になるニュースばかり報道されてる中、安心して家にいられるわけもなく。この現実が分かった今、更なる不安が。こんな状況で先も見えず自宅待機だ!自粛をお願いしてる!とんだ茶番劇は、もう。うんざり。検査のキットがないなら分かります。あるんですよ。しないだけで。自治体独自検査施設を作ったからって5日、6度5から7度6分をいったりきたり、毎日してて、それなりの症状があっても受けられない、なんのために作ったのか。この現実をどこかに報告したいくらいです!」

お姐「東京都の担当部署に現状を、一つの事例として確認しても構いませんでしょうか?」

ママ「もちろんです!声を上げて頂けるのは嬉しい事です!出来るなら、私が直接言いに行きたいくらいです!」

5月4日(月)午前
お姐「おはようございます。体調はいかがでしょうか?」

ママ「おはようございます。昨晩も7度3分ありまして、眠るのが恐怖でした。
横になると首がくるしくなり、肺や背中が痛くなります。
結局、昨晩も、まともな睡眠が取れずで辛いです。
今朝は6度8分でした。夕方から上がり出し、喉がヒリヒリ、チクチクの繰り返しです。
私も、昨日あったことを親や友人、会社の人に話しました。
皆口々に言います。やっぱりなぁー。こんな事してるから、事態は変わらないんだよ。こんな事聞いたら、自粛バカバカしくなるわって。なんで、芸能人や有名人は率先して検査してもらえるのかねー?皆似たような事言ってますね。私みたいな人が増えたら、この現状が知られたら、自粛する人も減ってしまうのか?とかいろいろ考えすぎてしまいました。私みたいな下々の意見を取り上げてくださるのは嬉しいです。私以外にも、このように困ってる方他にもたくさんいると思います。私で出来る事があれば、是非、協力させてください。
ただ、このまま検査出来ないと7日から会社に行くべきかどうか、会社の誰が、私の出勤を判断するのか悩むところです。」

*****

症状が悪化していないから検査をしてもらえない、感染してるかどうかもわからないままに会社に行くべきか? もしも感染していて症状が出ていない状態であったら、職場に迷惑をかけやしまいか?
働いて急に症状が悪化しまいか?

ワーキングマザーとして不安と責任に苛まれるのは当然でありましょう

【会社の判断で様子を見ることに】
5月5日(火)
お姐「その後容態はいかがでしょうか?」

ママ「ありがとうございます。今朝は6度6分。症状は、すごく痰がからみます。それ以外の症状はなく、夕方4時頃から火照るような症状で、現在7度です。」

お姐「会社はどうされますか?今週は休まれた方が良いように思います。それにしても、もう一週間になりますね…。」

ママ「長いです。原因の分からない、この症状恐いです。明日、会社の方に連絡して、そのようにして頂くつもりです。」

5月6日(水)
お姐「今日は体調はいかがでしょうか?」

ママ「今朝は6度4分。16時くらいから7度3分。現在7度1分。やはり喉が少し痛むのと、鼻の奥の方に違和感と痰がからみます。この症状をそのまま会社に連絡しましたところ、会社からは、症状がなくなるまで、家で様子をみてください!と言われました」

お姐「東京都ろうどう110番など相談窓口もありますが、休むことで不利益な扱いをうけるようでしたらすぐに、お姐までご連絡下さい。」

*****

長い引用となったのは、こういう身近な感覚こそ、一番真理を突いていると思ったからです。

ことPCR検査となりますと

「PCR検査をすると陽性患者が増えて医療崩壊する!」

「検査する人のリスクを考えよ!」

「緊急事態宣言の科学的根拠を示せ!」

「陽性率ガー!」「病床使用率ガー!」「実効再生産数ガー!」

という議論紛糾に至ってばかり。庶民置き去りで…

医学的的見地も知見もない人は、それを聞くだけで何も言えなくなってしまいます。
大多数の人々は、お姐も含めそのような論陣を張ることに加担もしたくない。
(お姐の場合は、あたかも政局にのっかって、意味のない体制批判などしたくもないということです。)

シンプルに、「まずは検査をして欲しい」「実態を知ることが大事です、お願い致します。」
ということなのではないでしょうか。

【お姐総括!】
これもいつか見た風景。
3.11東日本大震災の時に、お姐は江戸川区に、給食食材の検査をお願いし死闘を繰り広げましたが、せっかく政府から垂涎の検査機を借りられたというのに、結局実施したのは市場流通品でありました。(2011年12月1日blog消費者庁から借りた検査機だから給食は測らないって一体…ご参照)

脱原発!

反原発!!

経済優先させないと!原発再稼働!

どれにも乗りたくない。
目の前の子ども達の命を守るため、検査をお願いしますよという実にささやかな願いだったのです。残念ながら叶いませんでした。今も同じことが繰り返されている気がしてなりません。

「議論のための議論」「批判のための批判」の迷宮に、入り込みたくないのです。

今はただ、出来ないこと探し、「小池百合子知事の東京独自集計」など、やらないことの正当性を主張するのではなく、粛々淡々と東京都はPCR検査を行って、ナントカデータよりもナントカ基本構想なんぞよりも

PCR検査数「分母」を出すべき!

以上。

お姐は、ひとりひとりに寄り添い、同様に悩まれていると都民のご無事をひたすら祈ると同時に、絶対に命と健康を守るため、ママさんはじめ問い合わせのあった皆様と引き続き連絡を取り合ってまいる所存です。

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自由を守る会代表 上田令子チャンネル

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