2020年6月23日:パート2 間もなく23時。高崎の自宅でパソコンを起動させた。 回顧録の出版で、一躍「時の人」となったボルトン前大統領補佐官に、ABCテレビのマーサ・ラダッツ氏が独占インタビューを行っている。その映像を見ながら、「ボルトン氏が回顧録に書いていることは、(一部を除いて)ほとんど事実に違いない」と思った。全ての辻褄が合うからだ。 トランプ大統領の対北朝鮮政策が「何の成果も上げていない」(それどころか朝鮮半島情勢を悪化させた)ことは、紛れもない事実だ。が、今回、ボルトン氏が、北朝鮮をめぐる外交交渉の裏舞台を暴露したことで、「文在寅政権の対北朝鮮政策が大失敗だった」ことが、改めて浮き彫りになった。韓国政府の誤った融和戦略によって、北朝鮮の脅威は高まっている。もっと言うなら、東アジア全体の安全保障環境は、より緊迫している。日本にとっては、最悪の展開だ。 トランプ続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』