新型コロナ感染シミュレーション〜このペースでの増加が続けば、数週間(?)で医療提供体制逼迫?!

2020年12月1日 21時。少し前にソファーで意識を取り戻した。熱い紅茶を飲みながら、本日最初のブログを書く。 本日、県内で判明した感染者の数は32名。全国的な傾向だと思うが、60代以上の割合が増えている。明日からの状況が心配だ。 緊急事態宣言が解除されて以来、営業時間の短縮を含む休業要請や外出自粛等の「経済活動を制限する措置」を回避するため、感染拡大を封じ込める様々な方策を講じて来た。ずっと以前から、「11月以降の新たな流行の波」も予想していた。  今回のような事態を想定しつつ、他の都道府県にはない独自の取り組みを含め、(県庁の知恵を結集して)出来る限りの対策を打ち出して来たという自負もある。今回の感染の急増に対して、慌てたり、過剰反応したりするようなことはない。引き続き、1つ1つの事例に冷静かつ迅速に対応していく。それが最良の方策だ。  それでも、もう一度、考えて見た。「この段階で、何をやることが最も効果的だろうか?」と。夕方。首席補佐官と話し合った。現時点では、県民の方々に更なる対策の徹底を求めていくこと、関係者との連携を強化していくことが最も大事だという結論になった。繰り返しになるが、知事としては、何とか休業要請に踏み込む前の段階で、この危機を乗り越えたい。そのためには、オール群馬で知恵と力を結集していく以外にはない。 最も懸念しているのは、医療提供体制への負荷が着実に増していることだ。 先週の金曜日(11月27日)の知事会見で、「翌日(28日)から、県内全体の警戒度を『3』に引き上げる」と発表した。全体の情勢を総合的に判断した上で、警戒度2から3への移行を決断した。その際、新型コロナ蔓延期を想定したシミュレーションを示した。 その後の3日間も、新規感染者の続きをみる

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