自民党総裁選の率直な感想:⑨〜河野太郎に必要なのは仲間づくりの努力、リソース確保、勝つための戦略

2021年10月2日 朝。眠い目をこすりながら、パソコンの前に座った。今日は、夕方から県立女子大学の連続講義(第1回)がある。テーマは「山本県政の目指す姿と実績」だ。久々に県立女子大の教壇に立つ。肩の力を抜きつつも、力強い言霊を放つ! 昨日の21時から、ニコ生とYoutubeで「太郎と語ろう」の生放送があった。ライブでは視聴出来なかったので、夜遅く動画をチェックした。河野太郎広報本部長は、とても元気そうだった。 切り替えが早いのも、河野氏の特徴だ。これまで、どんなポストに就いても、独自の存在感を発揮している。今回の人事で「党4役」に入れなかったのは残念だったが、(実は)河野太郎広報本部長の活躍も、ちょっぴり楽しみにしている! さて、今回の総裁選で河野太郎候補の議員票が伸びなかった(=大きく引き剥がされた)ことに関して、「テレビやネットによる候補者討論会で、河野太郎氏の主張がブレたことに、若手議員がガッカリしたことも原因の1つだ」という分析がある。が、この見方には、違和感がある。 確かに、河野候補が総裁選の終盤で、独自の改革案をトーンダウンさせたことは事実だ。加えて、派閥横断(?)の若手の会との意見交換会で、自民党の部会の状況を揶揄して批判を招いたのは不注意だった。 しかしながら、万一、河野太郎候補の党員票が7割まで達していたら、若手の間から「政策や言動がブレたことに落胆した」などという批判は出て来なかった気がする。発言にケチをつける前に、もっと大勢の若手・中堅議員が河野候補を支持していたに違いない。 もうこの段階では、河野氏の党員票が思うように伸びないことや、主要派閥の動きなどから、岸田候補優位の流れが出来つつあった。菅総理が引きずり下ろされた時と同様、多くの若手議員が「これまでの河野支持を転換する理由」を探す状況になっていたのだ。 ただし、河野太郎氏本人にも、陣営にも、もっと緻密な戦略が必要だ続きをみる

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