2021年10月16日 土曜日の朝。眠い目をこすりながら、パソコンのキーボードを叩いている。 今週末は、久々にゆっくり休ませてもらうつもりだった。来週末は、衆議院選挙の応援で、県外を飛び回らざる得ないからだ。が、昨晩は、あまり眠れなかった。さすがに疲労感が残っている。どこかで、15分でも仮眠を取ることにしよう。 知事の仕事は大変だが、とてもやり甲斐がある。自分にとっては、「全人格をかけた挑戦」だ。24年間の国会議員としての経験や人脈はもちろんのこと、趣味の音楽や漫画の知識も最大限に活用する。 加えて言うと、知事は、覚悟していたほど「孤独」でもない。頼りになる2人の副知事や優秀な幹部職員、外部アドバイザーを含む県庁の同志たちが、いつも近くにいて、共に悩んでくれるからだ。 考えてみると、自分はかなり幸せな人間だと思う。が、それでも眠れない日があるのは、アドレナリンの量に比べて、穏やかな幸福感を生み出す「ホルモン物質」が不足しているからに違いない。心の健康は、何より大切だ。少し真面目に、対策を考えてみることにしよう。 健康と言えば、政治家だった亡父の晩年は、病気との戦いだった。政治家にとって、「体調が悪い」という噂や情報は、政治生命に直結する。何とか亡父の病状を隠そうと涙ぐましい努力をしていた亡母や秘書たちの姿を見ながら、とても胸が痛んだ。残念ながら、ほとんどの情報が外に漏れていると知っていたからだ。 今から26年前、国会議員に初当選した。その時、自らの健康に関する情報は、常にオープンにしようと決めた。事実、年に1度、受診している人間ドックの検査結果の概要は、毎回、このブロ続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』