ある厚労省幹部の言葉が象徴する「ワクチン確保交渉の実態」「危機感の欠如」「上から目線」:①

2022年2月13日 昼12時過ぎ。熱い紅茶を飲みながら、パソコンのキーボードを叩いている。 岸田文雄総理は、とても真面目で、バランス感覚のある方だと思う。自分が第2次安倍政権で沖縄担当大臣を務めていた頃、対沖縄政策に関する官房長官、外務大臣、防衛大臣、沖縄担当大臣の4者による定例会議があった。 もともと、この枠組みに、沖縄担当大臣は入っていなかった。が、菅官房長官(当時)の配慮で、毎回、協議に参加していた。 その際、岸田外務大臣(当時)は、沖縄担当大臣である自分の意見を、真剣に聞いてくれた。発言の節々に、岸田外相の誠実さを感じた。 自民党の政調会長だった時代には、山本一太のウェブ番組「直滑降ストリーム」にも生出演してもらった。知事選への出馬に向けて、県内6ヶ所で開催した「政治と音楽のライブ」(吾妻地区編)にも、ゲストとして来県していただいた。(改めて感謝) 昨年の総裁選では、群馬県知事として、最初から最後まで、河野太郎候補を全面的に応援した。岸田総理には申し訳なかったが、政治家としての信念に基づく行動だった。それはそれとして、岸田首相には、ぜひ「本格政権」を作っていただきたいと願っている。コロナ危機の終息が見通せない中で、中央政治の安定は、地方自治体にとっても、極めて重要だと考えているからだ。 岸田内閣が誕生した直後、厚労省の大臣室で後藤茂之厚労大臣と面会した。アポを申し込むと、早速、忙しい日程を調整してくれた。群馬県の要望にも、真摯に耳を傾けていただいた。財務省出身の後藤大臣は、あらゆる分野の政策に精通している。自民党の税調等でも、中心的な役割を果たしていた。信頼出来る、立派な人物だ。 その厚労省には、過去のブログにも何度か登場した30代の親しい友人がいる。毎晩、夜遅くまで働いていたこの人が、ある時、病院に緊急入院した。そのことで、厚労省職員の人たちがどれほど厳しい労働環境に置かれ続きをみる

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