北朝鮮制裁に対する承認案件に棄権した理由

今回の棄権理由の1つは、承認案件の出され方に問題がある。 これは、少しテクニカルな要素を含んでいるので、退屈に感じるかも知れない。でも今後、違うケースで同じ様な事が起こった時の為に、皆さんにも知っていて欲しい。 ザックリ説明すると、 ①「前からの制裁」②「新たな制裁」③「国連安保理の制裁」以上、3つが今回の制裁に対する承認案件になっている。この3つが、重なりながら、2つの承認案件として出された。 山本太郎は以前から、北朝鮮に対する制裁については、世界と足並みを揃える、③「国連安保理の制裁」は賛成。 その制裁に対して、更に上乗せした内容の日本独自の制裁、つまり、②「新たな制裁」には反対、のスタンス。理由は前にも述べた通り。⇒:2016,2.9ブログ「北朝鮮決議に対し、棄権した理由」 ③「国連安保理の制裁」には賛成。②「新たな制裁」には反対のスタンス。①「前からの制裁」には、以前から棄権しているので今回も棄権。 これら3つが、それぞれ独立せずに、①②、①②③、と言う組み合わせで2つの承認案件として出たのだから、賛成できるものにも賛成しようがない。 このような承認案件の出され方は、法律上、仕方なかった、との事らしい。 国会内のスケジュールで、以前に閣議決定されたものが、まだ、国会で承認されていなかったので、今回、国連安保理モノが来たので、一気にやる事になり、また閣議決定文書の書きぶりから、こんな承認案件になりました、と言う事らしい。ゴチャゴチャしているが、そんな都合だったそうだ。 ここからは、改めて、北朝鮮制裁に関して記しておく。 相手にとってみれば、世界的な制裁を超える制裁を、独自で与える国は、一番の敵になり得る。世界で1番厳しい制裁を課す、唯一の国は有事にはターゲットになり得る。 それでも、そのような勇ましい態度で望む、と言うのなら、国防上、様々な条件をクリアにしなければならない。常々、言い続けている事は、日本列島を取り囲む、原子力施設をすぐに撤廃しなければならない。大きなダメージを与える為には、格好の標的だ。原発への攻撃は国際法違反、と言う人もいるが、ワザワザ狙いました、と言うか?米軍がモスクや民家を攻撃した時は、誤爆、とされている。原発を再稼動させながら、停止中の原発から燃料を抜かないまま、勇ましい態度など、冗談でしかない。 日本独自の制裁強化で関係性が悪化する中では、拉致被害者の奪続きをみる

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