名古屋市の貯蓄は2,572億円

名古屋市ではアベノミクスによる歳出・歳入面からの改善が進み、PBは黒字が継続し、いわゆる貯蓄である基金残高も大きく増加している。

基金には
(1) 急激な歳入減・突発の歳出増に備えて積み立てる「財政調整基金」
(2) 将来の借金返済(地方債償還)に備えて積み立てる「公債償還基金」
(3) その他、防災対策など個別用途に備えて積み立てる「特定目的基金」の3種類がある。

平成30年度決算資料から、名古屋市の基金の状況を紐解いてみる。

■ 名古屋市基金の現在高(平成30年度末)
教育基金 6億179万円
住宅敷金積立基金 41億1,1190万円
名古屋城整備積立基金 4,286万円
名古屋城本丸御殿積立基金 15億7,385万円
名古屋城天守閣積立基金 1億2,020万円
文化振興事業積立基金 9億7,339億円
国際交流事業積立基金 22億6,567万円
大規模施設整備積立基金 12億475万円
高速度鉄道建設積立基金 4,391万円
環境保全基金 6億7,397万円
中区役所等管理基金 8億9,338万円
介護給付費準備基金 27億7,634万円
震災対策事業基金 17億2,464万円
区まちづくり基金3,051万円
子ども・親総合支援基金 28億5,440万円
アセットマネジメント基金 20億4,995万円
公債償還基金 2,185億6,131万円
財政調整基金 166億8,750万円
合 計 2,571億9,032万円

河村市長がよく「名古屋市は1,000億円お金が余っとる。どんどん使わないかん!!」と言っているのは、まさにこの基金現在高のこと。子どもたちへの教育を含めた未来への投資がどうあるべきか、スタートアップなど新しい産業の育成やセーフティネットのあり方など、財政潤沢な今だからこそできる投資のあり方について、もっと積極的であってもいいだろう。
PR
横井利明
PR
minami758をフォローする
政治家ブログまとめ