水道スマートメーターに関する共同研究が始まってます

名古屋市上下水道局では令和6年度までに248個のスマートメータを設置して導入効果の検証を行う「水道スマートメーターに関する共同研究」をおこなっている。

スマートメータは通信機能を備えた水道メータで、これまで2か月に1回、検針員が現地を訪問してメータの検針を行ってきたが、より高い頻度で現地を訪問せずに検針データを得ることができる。 スマートメータの導入により、検針業務の効率化だけでなく、お客さまサービスの向上や効率的な施設の維持管理・設備投資が可能になるなど、様々な効果が期待できる。

例えば、各自のPCやスマホで毎日の自宅の水道使用量を見ることができるようになったり、1か月ごとの水道料金徴収も可能となったりする見込みだ。さらに、毎日のデータ収集が可能となることで、漏水が早期に発見できたり節水につながったり、ご高齢者が丸一日水道の使用がないという異常を、離れて暮らしているご家族にお知らせすることができるなど、一人暮らしの高齢者などの見守りサービスも可能となるだろう。

今後、「水道スマートメーターに関する共同研究」を通し、導入コストが高額となるスマートメーターの課題を克服するため、電力・ガス事業者など他事業体との連携による検針の効率化や新たな付加価値・サービスの創出の可能性についても検討していくことが期待される。

■ 水道スマートメーターに関する共同研究
〇 中部電力株式会社との共同研究
期間 令和2年度~5年度
通信方式 多段中継方式
対象物件 北区(28個)及び熱田区(104個)の集合住宅
事業費 938万円

〇 愛知時計電機株式会社との共同研究
期間 令和3年度~6年度
通信方式 セルラー系LPWA
対象物件 緑区内一部エリアの戸建・集合住宅、学校、公園、飲食店、複合施設(116個)
事業費 655万円
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横井利明
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