宝公園でBMX体験イベントが行われた6月10日、会場には小学生や保護者が大勢駆け付けた。準備されたBMXは10台。身長にあわせてBMXが選択可能となっている。中には2~3歳用ではないかといった小さなものも。
勅使川原大地プロBMXライダーの指導で体験教室が始まると、子どもたちはどんどんBMXの魅力にのめり込んでいく。レベルゼロから始まり、レベル1、レベル2、レベル3と進むにつれ難易度が上がっていくものの、子どもたちの体幹はすばらしく技を次々にマスターしていく。できなかったことが「できる」感覚を子どもたちの自信や向上心につなげていく大地プロの巧みな指導はなかなかのもの。
終了間際には大地プロがレベル100の技を次々と繰り出す。子どもたちからは「ワーッ」という歓声が上がり、「やってみたい」といった声が上がっていた。体験会は今日で終わるが、大地プロといったかけがえのない地域の財産を十二分に生かすためにも、この地域にスケートパークは必要。現在大地プロはあま市でスクールを開校しているが彼の夢は「地元で恩返ししたい」。子どもたちの夢や希望を形にするためにも1日も早いスケートパークの実現が望まれる。