熊本市を舞台に開催されている2019年女子ハンドボール世界選手権大会(11月30日~12月15日)決勝戦を観戦するため、HC名古屋 新井 翔太ヘッドコーチとともに12月15日午後5時50分発の熊本便で大会開催都市の熊本へ。
決勝戦会場のパークドーム熊本は、サッカーフィールドがすっぽりはいるスポーツドーム。満員となる10,000人の観客が詰めかけた。さて、決勝戦はオランダとスペイン。高さと力強い攻撃のオランダに対して、スピード豊かで多彩な攻撃力を誇るスペインとの対戦。どちらが勝っても初優勝となる注目の一戦となった。
立ち上がりはスペインの速攻がさえ、着々と加点。10分を過ぎたあたりから、オランダはパス回しがさえ、次々にロングシュートを決めるなど、スペインを圧倒。しかし、残り1分でスペインが29対29の同点に追いつき、会場は興奮状態に。残り数秒で、スペインが6mラインの内側でGKが投げるボールをブロックしてレッドカード。オランダの7mスローがゴールネットを揺るがし、優勝の栄冠はオランダに輝いた。両チームとも一歩も引けを取らない決勝戦らしい好ゲームとなった。世界選手権優勝に伴い、オランダは来年の東京五輪出場権を獲得。最優秀選手(MVP)にはオランダのポルマンが選ばれた。なお、日本は準優勝のスペインに31-33で肉薄する戦いを行うなど、大会を通して善戦。結果は10位だったものの、来年の東京オリンピックへの期待が高まった。今大会の観戦者総数は315,748人に上った。(
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ハンドボール女子W杯はオランダが優勝
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