名古屋市も入院判断基準を引き上げ

名古屋市は新型コロナウイルス感染症患者の急増に伴い、ひっ迫する市内病床の使用状況を踏まえて、8月12日より入院すべき患者の判断基準を引き上げた。これは現在市内で使える病床数である336床のうち、病床使用数が166床(8月10日時点)に達し、病床利用率が50%をこえる見込みとなったことによるもの。

8月11日までの入院基準段階は中等症Ⅰ以上、軽症者のうちリスクのあるものを入院の対象とする「第1段階」。この判断基準が8月12日より中等症Ⅱ以上、または中等症Ⅰ・軽症者のうちリスクのあるものを入院の対象とする「第2段階」に移行する。

つまり、入院の判断基準を引き上げることで比較的軽症な入院患者を抑え、今後、増加が見込まれる中等症の患者用に病床を確保するもの。真に医療の必要な方々のための病床を確保し、助かる命を助けるための措置といえる。

■ 市民の皆様へ
入院基準の引き上げに伴い、市民の皆様から「入院できない」等の苦情の増加が見込まれますが、より重い症状の方々のための病床を確保するための措置であることから、市民の皆様の理解をよろしくお願いいたします。なお、今後、さらに感染が拡大すると、中等症Ⅱの方々の病床確保すら厳しくなる可能性があります。

特に、東京都・首都圏を始めとするオリンピック・パラリンピック開催地域への移動は自粛していただくとともに、夏休みやお盆の期間中は、都道府県をまたぐ不要不急の旅行や帰省などは、原則中止・延期していただきますようお願いします。

 新型コロナウイルス感染症の第5波を克服し、安心な日常生活と活力ある社会経済活動を取り戻していくことができるよう、ご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。 
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横井利明
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