名鉄名古屋本線の高架事業に伴う用地測量説明会

連続立体交差事業は、都市部における道路整備の一環として、道路と鉄道との交差部において、鉄道を高架化することによって、多数の踏切を一挙に除却し、踏切渋滞、事故を解消するなど都市交通を円滑化するとともに、鉄道により分断された市街地の一体化を促進する。

また、高架事業に伴い、踏切遮断によるCO2排出量の削減など環境面の効果も大きい。さらに連続立体交差事業に合わせ、駅舎の改良やホームの改良により輸送力が向上するとともに、エレベーターや転落防止策などの設置により、高齢者や障がい者の方等へのサービスを向上することができる。

南区においては名鉄名古屋本線(山崎川-天白川間4.3㎞)のうち、呼続駅付近800m区間において、先行して高架事業を進めることから、12月13日、名鉄沿線の用地買収にかかる用地測量説明会が行われ、地域の方々107名が参加した。説明したのは、名古屋市緑政土木局河川工務課、道路建設課、用地補償課。

市の説明に対し、住民からはさまざまなご意見が出された。

■ 用地測量説明会で出された主な意見
・高架になったら日陰ができるのか。
・安泰寺前の人道橋の代替えを検討してほしい。
・豪雨に備えて、山崎川橋りょうの改築は早急に進めるべき。
・13年前に名古屋市の地質調査に協力したが、結果について報告がない。
・説明資料がわかりにくい。
・今後の工事が心配。(騒音・振動・作業時間)
・都市計画決定したが、住民の意見で変更は可能か。

今後、令和元年12月から令和2年8月にかけて、用地買収対象区域の測量・境界立ち合いをおこない、事業認可ののちに、用地補償を実施する予定だ。

いずれにしても、用地買収区域は数多くの住民が生活を営んでいる地域。丁寧なうえにも丁寧な説明を行うとともに、移転等についても当事者に寄り添った対応がなされなければならない。
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横井利明
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