名古屋クラスター別患者数 -14人が退院-

名古屋で拡大していた2つの新型コロナウイルス感染症クラスターは収束に向かいつつある。

熱田区・港区の4か所のスポーツジムで広がったスポーツジムクラスター(SC)では、すでにこの6日間、感染の拡大は確認されておらず、ほぼ収束したとみていい。一時期、二次感染まで拡大したものの、濃厚接触者、健康観察対象者に対する自宅待機要請が功を奏した形となっている。

一方、緑区、南区内の3つのデイサービスセンター、そして2か所の福祉施設、1か所の高齢者入所施設で拡大していたデイサービスセンタークラスター(DC)についても、3月14日(土)の新規陽性確認人数は7人と多かったものの、15日(日)は0人、16日(月)は1人と、数字の上でも収束に向かっている。17日(火)の新規陽性確認人数次第では、デイサービスセンタークラスター(DC)においても収束に向かっていると判断できそうだ。

また、スポーツジムクラスター(SC)では、この2日間で退院者数が一気に伸び12人となった。50歳以下の方々の回復は早い。しかし、デイサービスセンタークラスター(DC)では、未だ退院した方はおみえにならず、介護を必要とする70代~90代の高齢患者の身体的ダメージがかなり大きいことを示している。今後、高齢患者の早期発見、早期治療により、肺炎を発症する前にいかに適切な治療を施すかが課題となりそうだ。

デイサービスセンタークラスター(DC)はデイサービスセンター利用者、またその家族という限定的なエリアで感染が拡大していたにすぎない。ましてや新型コロナウイルス感染症に罹患した患者はひとりの例外もなく、感染症指定医療機関または感染症協力医療機関で治療を受けている。患者がまちを歩くことは名古屋ではありえない。また、患者と接触(濃厚接触者)したり、濃厚接触者と接触し発症の可能性がある方(健康観察対象者)は、保健センターの指導で原則、自宅で2週間待機していただいている。名古屋市内は一定、安全な状態が保たれているといえる。

市民の皆さまには引き続き、クラスターの発生のリスクを下げるための3つの原則(3月15日ブログ参照)を徹底していただき、名古屋におけるクラスター拡大防止に向け、ご協力をよろしくお願いいたします。

■ 患者数等の実際(3月16日午後9時現在)
〇 スポーツジムクラスター(SC)
患者数 28人
入院者数 16人
退院者数 12人

〇 デイサービスセンタークラスター(DC)
患者数 65人
入院者数 51人
退院者数 0人

〇 大阪ライブハウス
患者数 1人
入院者数 1人
退院者数 0人

〇 その他
患者数 5人
入院者数 3人
退院者数 2人

※ うち死亡 14人
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横井利明
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